2024年8月6日火曜日

エロいワイン?

SugarCups ビスケティーナ ~Charming Gingerman~
SugarCups Bisquetina ~Charming Gingerman~

ブルゴーニュ出身のフクロウを連れたビスケティーナちゃん。

6月から7月にかけて,アニメ『もやしもん(第1期)』『もやしもんリターンズ(第2期)』を見ていた。
第1期は2007年秋アニメ,第2期は2012年夏アニメだったので,もう10年以上前に一度見た作品だ。
原作は2004年,つまり20年も前から連載された作品なので,もうかなり古い作品になるだろう。
「菌が見える」特殊能力を持つ主人公が農業大学で右往左往して菌と戯れる。
農芸化学の応用微生物系なネタが満載で,私にとっては何度見ても面白く楽しくほのかに懐かしい作品だ。

アニメ第2期の後半はブルゴーニュのワイナリーが舞台になる。
お陰様でブルゴーニュのピノ・ノワールが飲みたくなってしまった。
ワインの味も分からないくせに贅沢かもと思いつつ,善は急げと買ってきた。
何しろ知識がないので,ブルゴーニュの老舗らしいルイ・ジャド社のワインを。
デイリーワインの10倍のお値段だったが,せっかくなので頑張った。


飲む前に蘊蓄をと思い,事前にWikipediaでピノ・ノワールについて調査。↓

「ワインのなかで最もロマンティックであり、きわめて官能的な芳香、とてもゆったりとして魅惑的なエッジ (液体の縁の部分) 、そして非常に活き活きとした力強さをもつため、あたかも恋に落ちたかのように、体を流れる血は熱くなり、魂は恥ずかしいくらいに詩的な輝きを放つ」

マスター・ソムリエ (MS) のマデリーン・トリフォン(英語版)はピノのことを「グラスの中のセックス」と呼んでいる。

何それ色情狂なの? いや,そんなにエロいワインなの?!
飲んだところで私は恋に落ちたように血が熱くなったり,魂が私的な輝きを放ったりしそうにない。
ワインのエロさが分かるほど大人ではない,お子様ってことか?
こればかりは大人になれる日はやってきそうにもない。
お人形と一緒に飲んでいるくらいだしね。。。


エロさを理解するのは端から諦めたが,
いつもの安ワインとは別な飲み物だということはわかった。

味の劣化の速さもいつもの安ワインとは雲泥の差だった。
安ワインは3週間後でも変わらぬ味だけど,ピノ・ノワールは数時間で味が変わる。
何時間もかけて飲んだりしちゃいけないのね。
フルを一度に飲むの辛いし,ハーフサイズボトルがあればいいのに。


ルイ・ジャド社のラベルについているのは,ローマ神話のワインの神バッカス。
特徴あるラベルなので,今後見掛けたらすぐにルイ・ジャド社だとわかりそう。

昔ながらのコルクワインで,フランスワインの誇りが感じられる。
Beaune(ボーヌ)は,ブルゴーニュワインの集散地だそうだ。
1443年に建てられたオテルディユ施療院で,毎年11月に行われるワインのオークションが有名とのことだ。


飲んだ日がパリオリンピック初日だったのはめちゃ偶然。
『もやしもん』の影響だし。

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