2023年10月31日火曜日

今はないあの日あの場所

蒔光 Wooderful life 木與美好生活


「懐かしのヤクルト上熊本工場」

行った記憶もないし,私にとって特に懐かしい場所ではない。
そのはずなのだが,何故か懐かしい気がする。
たぶん,JRとか国鉄で熊本へ帰省していた頃に見慣れた風景だったからだろう。

上熊本駅は熊本駅の北隣。
上熊本駅に到着する頃は,「もうすぐ熊本に着く!」と思って熱心に窓の外を見ていた筈だ。
この工場は上熊本駅のすぐ近くにあって,駅からも鹿児島本線の線路からもよく見えていた。
熊本に着く直前に見ていた風景ということで,やたら懐かしい気がするのだ。

どんな施設だったのか改めて調べてみた。
1957年に操業を開始し,2014年3月に閉鎖されたようだ。
工場の老朽化と,九州新幹線工事に伴う土地の収用が理由らしい。

九州新幹線の開通は,忘れもしない東日本大震災翌日。2011年3月12日。
土地の収用は新幹線そのものではなく,それに伴う都市計画道路事業とのことだ。
この場所を現在の地図で確認すると,マンションが建っている。
どんな道路事業だったのか分からないが,駅前のロータリーとかかな?

街は生きている。街は変わっていく。
でもこうして共有された懐かしさは生きている。
そして何かを広げていくのだ。
記憶が甦ったり,新しい閃きが生まれたり。



サヨナラ今年の神無月さん。

懐かしい風景とは
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2023年10月30日月曜日

ハロウィンガール

ハロウィンガールキーホルダー HH-3018 (リメイク)
Halloween girl key ring


昨年セリアで買ってきて顔をリペイントしたハロウィンガールキーホルダー。
安っぽいレースがあんまりだったので何とかしたかったけれど,
ファッションセンスを持っていない私にはどうにもできなかったのだった。
黄色いレースを買ってきて縫い付けたものの,元の服より良いかというと疑問だ。

意味わからんヘッドドレスも何とかしたかったけれど,
どうしたらよいか,まるでアイディアがなかった。

黄色いリボンが見つからなかったので最初オレンジ色を使ってみたがかなりイマイチ。
この子には目が覚めるような黄色いリボンでないとダメと思って家の中を探し回った。
幸い黄色のリボンを見つけたので付け替えてみた。やっぱこちらの方が良いな。
でももう少し何とかならないのかー。


リメイク写真はまた後日。
9月と10月は忙しすぎた…。

Happy Halloween !
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2023年10月26日木曜日

North, south, home's best

figma ゆの Yuno


私は極力家から出たくない。
生きていくためにはそういうわけにもいかないから,仕方なく外へ出る。
別に出てしまえば何とかなるし,普通に行動できる。問題はない。

普段の買い物程度のお出かけでも少々辛いのだから,
旅行だの帰省だの外泊を伴うお出かけはかなりプレッシャーだ。

以前からプレッシャーで数日前から落ち着かなくなることは自覚していたが,
最近それがデータで確認できることに気がついた。

fitbitをつけて生活するようになって5年ほど経つ。
私の安静時心拍数はめちゃ落ち着いているのだが,イベントが近づくと上昇し始めるのだ。
徐々に上がっていき,だいたい最大値で10ほど心拍数が増える。
イベントが終わると徐々に下がっていき,元に戻る。
心拍数なんて自分では制御できないし,わざとじゃない。体が勝手にやっている。
良く解らないけれど,ストレスで交感神経優位になっちゃうのか?と思う。

若い頃はここまで負担ではなかったと思う。だんだん苦手になった。
帰省先が遠いのマジ辛いので,旅ができて羨ましいとか言われると「えー…」ってなる。

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2023年10月21日土曜日

秋の地蔵通り商店街にて

Kawaii!JeNny シスターB <NO.03968>
Jenny Friend Doll / Sister B (Liccachan Castle)

巣鴨地蔵通り商店街。


この商店街には特定の物を買うために年に数回ほど出向く。
漢方薬局で売っている砂糖が入らない喉飴とか,リーズナブルなエプロンとか,地方の物産とか。

毎回すがもんポストの前まで行ってドールと写真を撮って引き返す。
…のだが,今回は時間帯が悪く,すがもんに強い日差しがガンガン降り注いでいた。
半分は陽光で照り輝き,半分は影になって肉眼で見ても黒い。
写真に撮ったら半月状態で,お人形と上手く合わせられないの必須だったので諦めた。

代わりにすがもんポストの前のお店をバックに。
何かめっちゃ美味しそうな香りが漂っていた。


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2023年10月19日木曜日

ゆのっちごはん@DINIG SHU(集)

figma ゆの Yuno



夕食にとお勧めされた秋田駅前のカフェバーにて。
秋田県の食材を使ったメニューが多く,店内は雰囲気が良くゆっくりできた。
お料理は綺麗でお洒落でリーズナブル。そしてとても美味しかった。


まず注文したのが「国産牛のローストビーフ」と「いぶりがっことクリームチーズ」。

ローストビーフはハーフサイズを注文。驚くほど柔らかくて美味しかった。
ローストビーフが嫌いな人でもこれならきっと好きになるよって感じ。

いぶりがっこを買ってきて自宅でもよく作るやつ。
家ではクリームチーズの代わりにスモークチーズやカマンベールチーズを乗せることもある。
このお店のいぶりがっこはとても柔らかかった。
ちなみに私の母は「いぶりがっこ」ではなく「いぶり漬け」と呼ぶ。


「つぶ貝のアヒージョ」。バゲットを添えてみた。
大変美味しゅうございました!


当然ワインは1杯では足りない。2杯目は赤ワイン。
旅先では好きなだけお酒を飲むのだ(いや常に飲んでいる><)。


食べ過ぎだよねと思いつつ,疲れていたし翌日からもハードスケジュールなのでもっと肉を。
「秋田桃豚100%自家製ソーセージグリル」


お店の方に尋ねたら,パエリアがお店の自慢のお料理だという。
せっかくなのでパエリアを頼んでみた。秋田の味っぽいやつを。
「鯛としょっつるの白いパエリア」。これまじめちゃ美味しかった。


お勧めされたがまま行ってみたお店だったが,結果的に大満足だった。

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2023年10月17日火曜日

考えて辿り着くのはだいたい矛盾ループ

創彩少女庭園 小鳥遊 暦【令法高等学校・冬服】
SOUSAI SHOJO TEIEN Koyomi Takanashi【RYOBU HIGH SCHOOL WINTER CLOTHES】

昨日,10月16日は暦ちゃんの誕生日だった。
もうすぐ暦ちゃんの誕生日だなーと思いながら撮ったのに当日は別の記事になっているという。
まぁスマホで適当に撮っただけだけどね。
マクロレンズで撮ってパソコンに写真を取り込むのめんどいし。




髪とかブレザーとか塗装していないところ,当然ながら如何にもそのままって感じだねぇ。
全塗装したスカートとの違いが際立つ。


やらなければならないことというのは確かにある。
でも別に必須でもないことなのに,○○しなければって自分を縛るのは止めたい。
自分を縛るのが得意すぎるので,自分の独自規則から自由になりたいと思う。
性格なので難しいのだけれど。

こだわりは突き進むときには必要だし良い効果を生むかもしれない。
でも効果より弊害の方が大きくなることも珍しくない。
拘らない人になりたいなと思うが,拘らないことに拘るという矛盾に陥り困ってしまう。



しばらくPC使えない環境にいる機会が多くなるのでコメント欄閉じます。
(スマホで長文書けない→コメントに返事できない)

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2023年10月16日月曜日

終わりは静かに力をため込む

すがもん Sugamon




私は一人で過ごすのを寂しいと思わない質だ。
学校時代もだいたい一人で過ごしていた。
電話やメッセージアプリも苦手。
宅配ピザの注文の電話をすることすら苦痛だ。
よく見知っている番号からでも電話に出るのはほぼ苦痛だし,
ましてや知らない番号からの電話なんて,とてもじゃないが出られない。
電話が鳴ろうものなら心拍数が急上昇し,
早く諦めて!と願いながら恐怖のまなざしでスマホを見つめ続けてしまう。

でも人が嫌いなわけではない。適切な距離感が一般的ではないのだと思う。

適切と思う距離感は人それぞれだ。
似たような距離感を適切と感じる人同士であっても,
位相が少々ずれると,ずれた波長を再び合わせるのが難しいこともある。
修正手段が存在していても,手が届かなければどうにもならない。

修正不可能になって人間関係が壊れたら,
例え相手がそれほど日常的に関係ない存在であったとしても私はけっこう傷つく。
しかしそういうときは,あえて慮らなければならない。
相手も同じく悩み傷ついたであろうということを。


人と人との間に存在する力なんて,弱くてもいい。
けれど,弱くても確かであってくれると嬉しいな。
何か突然頭の中にファンデルワールス力って言葉が思い浮かんだ。
まぁ分子も生物も規模が違うだけで同じかもな。

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2023年10月15日日曜日

羽州街道にて

あいこちゃん<NO.10419>
Jenny's Friend Doll / Aiko chan (Liccachan Castle)


高砂堂前。


この店舗でりんご餅を買って帰りたいと思うのだが,どうしても実現しない。
今回は最終日に行ける予定だったのに,体力の限界で動けなかった。
もの凄く無理すれば行けたと思うけれど,諦めた。あぁ若くないなぁ。
りんご餅は秋田駅の土産物屋でも買えるけれど,このお店で買いたいのだ…。

秋田銘菓
この建物は子どもの頃から知っている。
でもちゃんと中で買い物をした記憶がないのが心残りなのだ。


このベンチはいつも気になるけれど,何だか座ったら壊れそうで座れない。



高砂堂は羽州街道沿いにある。
明治時代,英国の旅行探検家イザベラ・バードも旅した羽州街道。
まっすぐ進んで行くと,古代の官庁跡である秋田城跡がある。
羽州街道が整備されたのは江戸時代でも,きっとこの道は古代から使われていたのだろう。



9年前の秋田もあいこちゃんと一緒だったので,
今回もあいこちゃん一緒に行きたいかなと思って連れて行った。

あいこちゃんと秋田 (1) あいこちゃんと秋田 (2)
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2023年10月13日金曜日

ゆのっちごはん@佐藤養助 秋田店

figma ゆの Yuno

秋田駅のすぐ近くにある稲庭うどんのお店。
創業万延元年ってことは,1860年。老舗だ。

梅おぼろ。梅干しとおぼろ昆布が乗った稲庭うどん。

9年ぶりの秋田。
今回は初めてホテルに宿泊することにした。
ホテルにチェックインを済ませ,近くにあったこのお店に入ってみた。
湯沢市に本店があるお店らしい。




さっぱりしたものを食べたかったので「梅おぼろ」にしてみたが,
「岩のり」「なめこ」「やまかけ」などあって迷った。
つけ麺タイプの冷たい稲庭うどんもあって夏にも良さそうだった。

東京にも店舗があるようなので,機会があったら行ってみよう。


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2023年10月12日木曜日

今や貴重品な羊くん

2ヶ月ほど前にイスラエルからやってきた子たち。
今となっては露店に並んでいたこの謎の羊くんでさえも貴重なものになってしまった。


イスラエルの人たちの日常からの危機感や緊張感は,お花畑の日本人なんかには到底わからない。
彼らと比べれば,自分を含め日本人全員がマジお花畑の住民だって思わざるを得ない。
何かがあればすぐに近くの家に逃げ込めば誰でも家族のように匿ってくれる。
シェルターなど当たり前。兵役も当たり前。
今回予備軍30万人を驚くべき迅速さで動員したところにも日常からの覚悟を感じた。

ウクライナに比べて今回の戦争への扱いが日本では小さいように感じるのは何故だろうか。
イスラエルもパレスチナも日本人の心から遠いということだろうか。
それともあの地域での紛争に新鮮味がないから?

ウクライナはこれまで日本人にとって決して身近な国ではなかったと思う。
いきなりウクライナに同情一辺倒でウクライナには何の疑いも持たない風潮にはちょっと違和感を覚える。
ロシアは日本の隣国で,すぐさま日露戦争に北方領土,シベリア抑留などを想起させる敏感な存在。
ロシアが民間人を攻撃している事実は当然として,おそらく敵の敵は味方的な感情が働いている気がする。
一方パレスチナ問題は複雑で難しすぎる上,イスラム教もキリスト教も日本では多数派宗教ではない。

私ももう少しパレスチナ問題を理解する努力をしなければ。
西側諸国に属する日本にはイスラエル側に立った報道しか流れてこない。
パレスチナの人々が置かれた状況に一切の言及もなく一方的に極悪非道の悪者と断じるのはどうなのと思う。
世界中から非難され自らにも相当の犠牲が出ることを覚悟していただろうし,相当追い詰められていたはず。
お互い文字通りに生存をかけた戦闘なのだ…。

中東は日本にとって東南アジアと共にとても重要な存在であることだけはわかるが,知識がなさすぎ。

港街ヤッファから 君は誰?
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2023年10月9日月曜日

賞って?

1/6ピュアニーモキャラクターシリーズNo.108 :『からかい上手の高木さん』高木さん
1/6 AZONE PureNeemo Character Series No.108 Karakai Jouzu no Takagi-san.



毎年この季節になるとノーベル賞って言葉を聞いて私はうんざりする。
日本人が授与すれば普段はその分野の研究になど一切興味もない人たちがいきなり騒ぎ始めるのが美しくない。

まぁ美しくないのは私の個人的好みの問題だしどうでも良いとして,
この細分化された世界で,最も注目されるべき研究や人物を「公平に」選ぶことなどできるわけないだろうと思う。
今年の平和賞をイランは政治的動機に基づいていると非難しているが,勿論その通りだろう。
ヒジャブの強制の是非を,異なった価値観の他国で生まれ育った人が判断するのは傲慢だと思う。
善し悪しだの平和だのに絶対的基準はない。全ては属する社会によって決められることだ。

属する社会の基準に適合できない人はどの社会にもいて,苦しみ,少しずつ社会規範も変わっていく。
各々の社会の根底にある歴史的文化的背景を無視して外から価値観を押しつけては,歪みが酷くなるだけだ。
日本社会も戦後そうやって無理に方向転換した結果,
ジェンダー指数は低いのに多くの女性はそこまで不幸と思っていない(西洋から見れば)不思議な状態になった。

スウェーデンはノーベル賞を選ぶ。別にそれ自体はどうでも良い。
それを日本で無批判に礼賛したり一喜一憂したりして騒いでいることにうんざりだ。
「ノーベル賞=素晴らしい」という価値観しか見えない。そこに何の疑問も持たないの?

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2023年10月8日日曜日

ストイックもほどほどに

サンシャインママ <Licca35th 2001年> Sun shine Mama doll, Licca-chan's mother
LD-21 おてんばミキちゃん Takara Tomy Doll Licca chan's Kind Sister Miki Chan LD-21
リカ (タカラ) Licca Doll (takara)


習慣化のコツとかそういう本が巷に溢れているところを見ると,
おそらく習慣を作るのが不得意な人というのは珍しくないのだろうと思う。

何かをコツコツ続けるのがとても得意な私としては,それは実は羨ましい。
私にとって習慣化はいともたやすい。代わりに止めるのが大変。
すると毎日の習慣で日常が圧迫され,窮屈極まりない生活になるのだ。

これでは習慣の奴隷である。

習慣から解放されよう。
何かを続けるのは止めよう。
ブログを続けるのも止めよう。


習慣化やコツコツやることが得意だから良いこともあった。
夏休みの終わりに残った宿題で苦労したことはない。
そんなものは夏休みに入った途端にさっさと片付けていたから。
何でも計画的に先手を打つからギリギリになって困ったりしない。

だが,結局人生を楽しんでいるのは,
宿題のことなど忘れて遊びほうけていられる人だって気がしている。

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