39 ねんどろいど 鏡音リン Nendoroid Kagamine Rin
40 ねんどろいど 鏡音レン Nendoroid Kagamine Len
40 ねんどろいど 鏡音レン Nendoroid Kagamine Len
緑茶を淹れる場合,最後の1滴まで注ぐことが重要だというのは有名な話だと思う。
この1滴には,ゴールデンドロップだの黄金の1滴だのと特別な名前が与えられている。
この1滴を注ぎきることでお茶は美味しくなり,二煎目も美味しくなるらしい。
この蘊蓄は,私にお茶を淹れるのを嫌いにさせた。
だって,どこまで頑張れば「最後の1滴」が落ちるのか分からないじゃない?!
急須を傾ければ,お茶は滴々といつまでも注ぎ口から出てくる。
これで最後かと思っても,暫く経つとまた出てくる。
最後の1滴に目印がついているわけではないし,判断基準がわからない。
でも,最後の1滴を逃してはもったいないだの,
次に淹れるお茶が美味しくなくなるだの言われたら,
最後の1滴まで出し切らなければ,茶葉に申し訳ないと思ってしまう。
いつまでも滴々出てくるお茶の雫を待ち続け,いい加減疲れ果てうんざり。
「お茶を淹れるのなんて大嫌い!」となってしまった。
たぶん私が真面目過ぎるのだろう。
往々にして世界は真面目過ぎる人に優しくない。
緑茶の茶殻は納豆に混ぜたり味噌汁の具にしたり,
或いはそのまま酢醤油をかけてお浸しにしたり。
そうやって茶殻活用で栄養を無駄なく摂取する術を覚え,
最近になってようやく最後の1滴の呪いから解放された。
要するに貧乏性なのだな。もう少し楽な性格になりたい。
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