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2025年9月19日金曜日

セザンヌとルノワール

Fresh ruruko 1605

三菱一号館美術館へ「ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠」を見に行った。
パリのオランジュリー美術館が企画監修した世界巡回展で,
三菱一号館美術館が日本唯一の会場になっていた。

同時代を生き家族ぐるみの交流もあった印象派のルノワールとポスト印象派のセザンヌ。
この二人に同時にフォーカスし,
彼らの影響を受けたピカソなど,その後のモダン・アートへの展開をさぐる展覧会。
当初から気になっていたが夏は暑いし夏休みで混雑が予想されるしで,
9月,展覧会の最後の週になってようやく足を運んだ。


美術館にはrurukoさんを連れて行って,写真も何枚か撮った。
しかし,何と勘違いで写真を全部削除してしまった!
そういうわけで帰宅後に買ってきたグッズと一緒に撮って
泣く泣く成仏した写真たちへの手向けとする。
写真の削除にはもっと慎重にならないとね…。


すごく行きたかった展覧会だったので,グッズを買って帰ろうと思った。
そしてしばらくショップをウロウロしていたが,私が欲しいのは全てセザンヌ!?

せっかくだからルノワールも何かと思ったが,
それくらいならセザンヌのこれもあれもと思ってしまってルノワールは買わず仕舞い。
どうやら私はセザンヌが好きなのね。
ルノワールの瑞々しさも素敵だと思うのに,どうしてもセザンヌに惹かれる。

以下,二人の人物と静物を並べておこう。


ピアノの前の少女たち(ルノワール,1892)


セザンヌ夫人の肖像(セザンヌ,1885-1895)


いちご(ルノワール,1905)


花と果物(セザンヌ,1880)

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2025年1月25日土曜日

関東のお伊勢さま

Fresh ruruko 1605


芝大神宮。
東京十社のひとつに数えられ,平安時代,一条天皇の御代から続く古い神社だ。
清少納言が仕えた中宮定子と紫式部が仕えた中宮彰子の夫だったのが一条天皇だから,
まさに平安中期,1000年の歴史を持つ神社ということになる。
天照大御神と豊受大神を祀り,関東のお伊勢さまと言われてきたそうだ。


その謂れを聞くとすごそうな神社だなと思うが,駅の地図に案内すら出ていない。
みんながこのあたりで行きたいのは浜離宮だけなのか?

道に迷いながらどうにか到着。
裏参道から行ったこともあり,ここが「神宮」?と思う質素で小さな参道だった。

表参道は確かに広々としていたが,でも短い。
鳥居と拝殿は立派で,狭いスペースに百度石その他色々あった。
御守りも豊富で充実。狛犬もとても立派だった。


一角の狛犬が個性的だ。

狛犬さんの足元には小さな白い狛犬さんがいた。


反対側の狛犬さん。どちらの子も口を開けているのね?

こちらも足元に小さな白い子。

表参道をのぞむ。



幾種類かの巳年らしい絵馬があった。

風水に基づいた招き猫は500円。
御守り類はだいたい600円だった。梟の御守りが気になった。

拝殿の向こうには東京タワー。
それはそれで東京と日本の歴史が混在していて良い気がした。

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2025年1月24日金曜日

教養の共有

Fresh ruruko 1605

知らない場所へ一人で行って歩き回る。
今年も時間がとれそうな日に少しでも歩きに出てみようと思う。

まず行ってみたのは芝大神宮と旧芝離宮恩賜公園。
私の問題は並外れた方向音痴で,駅の出口を出てまずどちらへ進んだらいいか分からない。
出かける前に地図を拡大して詳細に確認しストリートビューで確認し,
更に駅で降りて駅の案内図や地図で確認してもダメなのだ。
地図上で「ここにいる」と分かっても,目の前の道が地図のどの道なのか,
どちらがどの方角なのか,自分はどちらへ進むべきなのか,
まーーーったくわからない。毎度絶望のあまり天を仰ぎたくなる。

故にGoogleマップを見ながらしばらく歩き,自分の通った軌跡を見ながら判断する。
ほぼ100%くらいの確率で,行きたい方向とは逆の方向へ進んでいる。
だったら「こっちだ」と思わない方向へ歩けば当たるかと言えば,それも間違う。

私にとって一人で歩けるスキルの開発は切実だ。
しかし,一向に改善される気配がない。
今回も何度も間違った方向に行き,無駄に時間と体力を消費した。
でもどうにか目的地に着くことはできた…。スマホが無い時代には無理だったかも。


旧芝離宮恩賜公園は,近くの浜離宮に比べるとこぢんまりとしている。
そのせいか,人が少なくのんびりしていて静かだった。


人の何倍もいたのが鴨とか雁の方々。
ホシハジロ,オオバン,カルガモ,ヒドリガモなどなどなど。
多くの種類の水鳥たちが一堂に会している!
入園したとたんに鳥の多さに感動し,くだらない鳥写真を撮りまくってしまった…。


小正月の日だったが,十月桜が咲いていた。


この庭園に限らず,大名庭園は中国故事に由来する造りが多い。
しかし,現代の日本人で,それを解せる教養を持つ人は少ないのではないだろうか。
私はさっぱりダメダメだ。
私がダメダメなだけで,皆様はもっと分かって庭園を楽しんでらっしゃるのかな?

漢詩や故事など,
平安時代から江戸時代までの文化人が共有してきた知識なのだ。
それを知らないということは共有された感動を味わえないということだ。
今,ほどほどに年を取ってようやくそれを残念と思えるようになった。
残りの人生のためにもその教養を身につけたいけれど,
現代社会は知るべき事が刻一刻と増殖するので時間が足りない。

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2025年1月7日火曜日

年末の美術館

Fresh ruruko 1605


年末29日,三菱一号館美術館へ行ってきた。
「再開館記念「不在」 ―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」を見に。

今年は夏にもSONPO美術館へ「ロートレック展 時をつかむ線」を見に行った。
ロートレックの展覧会があったら,できるだけ行くことにしているのだ。
美術の知識はないのだが,おかげでロートレックの絵にはかなり馴染みができた。

美術館博物館でリラックス
三菱一号館美術館は,「素敵な建物だなぁ」と思いつつ,いつも前を通り過ぎるだけ。
いつか行ってみたいと思っていたので,訪れる機会にもなって良かった。


このあたりに建った最初の洋館だったので「一号館」という名前にしたらしい。
中も素敵だった。


このあと美術館のレストランで食事をしようと思ったら,驚くほどの長蛇の列!
店の前の道の次の角を曲がっても待ち行列が続いていた。
そこまで並んでレストランに行かなくてもいいやってことで,帰ったのだった。



美術館へ行くと自分の美術の知識の無さに本当に呆れる。
学校時代の美術の授業って,いったい何を勉強していたのだろうか。
体育の時間は単に体を動かすことばかりさせられたように,
美術の時間も同じだった気がする。手を動かすだけ。
たとえば,印象派の絵の特徴はどうこうで,どんな筆遣い色遣いで,
それを踏まえて有名な絵を模写してみようとか,
この絵を印象派風に描いたらどうなるかやってみようとか,
当時の塗料を当時の材料で調合してみようとか,
こういう歴史背景があったから,この時代にはこんな美術が発達したとか,
そういうことを学校で学べれば良かったのにと思う。

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2024年11月7日木曜日

滝のような時間

Fresh ruruko 1605

10月半ばのrurukoさん。
私が若かった頃は10月半ばにこんな服装はあり得なかった。
とっても暖かい日なら昼間は半袖で過ごせていたけれど,
9月下旬にはだいたい長袖のブラウスを着ていた。
季節感が1ヶ月半くらいずれてしまった気がする。


11月に入って,年賀状発売のニュース。
年賀状が憂鬱でしかない義務的行事になったのはいつ頃からだったか。
ここ数年で大幅に削減して,ほぼ必須な親戚くらいしか出さなくなった。
今年は葉書の値段も上がり,更に少なくなりそうだ。
それでも年賀状のための写真を撮りに行き,
今年の印刷用にデザインを更新する必要はあるのだが。

何より,年賀状のやりとりしかなく30年も会っていない相手に
「昨年もお世話になりました」とか「今年も宜しく」と書くのが苦痛なのだ。
年末にそんな嘘を並べた葉書を作らなくなって心が軽くなった。

11月と12月は,いつも私に滝を思い起こさせる。
この時期の時間の流れの凄まじさが,
滝壺に落ちていく水の勢いをイメージさせるのだ。

11月も既に1週間が終わろうとしている。
2024と過ごす時間を大切に過ごしていこう。

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2024年9月13日金曜日

消印浪漫

Fresh ruruko 1605


台風10号が近畿地方周辺をのろのろしていた頃。
青空が見えた隙にウォーキングに出たら,あっという間に土砂降りになった。
雨雲レーダーを見る限り20〜30分は大丈夫だと思ったのに。
雨で濡れ鼠になるという経験を久しぶりにしたのだった。




少し前のことだが,ポッドキャストのニュースで使用済みの物の回収の話をしていた。
化粧品のボトルやペン,キッチンスポンジ,マヨネーズ容器,使用済みの薬のシート。
なるほどこういったものを捨てるのは毎回資源の無駄遣いな気がして心が痛むし,
回収システムが構築されて利用しやすくなればありがたい。

そのニュース中で,パーソナリティさんが使用済み切手の回収に驚いていて驚いた。
「未使用の切手なら現金化できるのもわかるが,使用済みに価値があるなんて?!」
…と彼女は不思議に思ったらしい。

めっちゃ時代を感じた。

消印が押された使用済み切手こそが,収集家にとって価値がある。
そんなの切手収集がメジャーな趣味だった昭和の時代には常識だったと思う。
今の若い人は知らないのねー。
そりゃそうだよね,そもそも郵便が使われなくなってきて久しいもの。

そのうち切手自体がなくなっていくのかな?

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2024年7月23日火曜日

個別包装は個別の熱量表記希望

Fresh ruruko 1605


幕張豊砂駅。
3回も乗り換えで不安だったけれど,何とか一人で辿り着いた!
(レベルが低い…)

2023年3月開業のピカピカ新品の駅だ。
太陽光を取り入れる膜屋根とか廃材利用とか
環境に配慮したことが謳われている令和の駅。


まぁ駅を見に行ったわけではない。駅前のイオンモールに行ったのだ。
東京都心ってこういった地方都市なら普通にある施設がないんだよね。

はるばる千葉県まで出向いて,
ユニクロ&ダイソーで買い物をしサイゼリヤご飯に満足して帰る私。




ぜんぜん関係ない話。
個別包装のお菓子を食べるときって,1個あたりどれくらいの熱量かが知りたいことない?
もし何かおやつを食べたいなと思ったとき,
私なら,その日の食事量や体調,運動量とお菓子のカロリーを考えて選ぶ。
だから1個あたり何キロカロリーであるかはけっこう重要な情報だ。

ところが複数個入りのお菓子の包装に「100gあたり398kcal」などと書かれた商品がある。
わざわざ1個の重さを量らないと1個あたりの熱量がわからない仕組み。
すっごく不親切だと思うが,みんな気にしないのだろうか。

そして単位を国際単位系に統一しよう(新計量法:1992年)となって久しいが,
食品の熱量っていつまでもジュールにならないよね。
日本社会の認識が食品の熱量=カロリーって感じだから?

航空業界がSI単位にならないのは,
万が一にも間違いや勘違いがあっては命にかかわるからと聞いたことがある。
(本当かどうかは知らない。)
天気予報がミリバールからヘクトパスカルに変わったときは違和感だったが,
これは単位が変わるだけで数字が変わらなかったからすんなり慣れた。
「1kcal=4184J」って,確かにちょっと引くよねー…。

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2024年7月18日木曜日

美術館や博物館の疲れ方って尋常じゃないね

Fresh ruruko 1605


突然思い立って府中市美術館へ行ってきた。
「吉田初三郎の世界」という展示を見たかった。

吉田初三郎(1884〜1955)は,「大正の広重」と呼ばれた鳥瞰図絵師。
皇太子時代の昭和天皇に絶賛された『京阪電車御案内』をはじめ,
当時の観光ブームに乗って日本各地の観光案内鳥瞰図を手がけている。

絵は美しく,箱庭的な描き方により注目すべき物が分かりやすい。
デフォルメされているため正確ではないが,
見る者を魅了し楽しませる工夫に満ちあふれている。

とても面白かったが,それは他の方々も同じだったようで,
一つの絵の前から全く動かない人が多くて困った。
自分が知っている場所だと絵の中に見所が多すぎていつまでも見終わらないのだ。

気持ちは分かるし,それこそ作者の勝利だなって思うが,
美術展なのだし他の人のことも考えてある程度見たら動いてほしいと思った。
おかげでかなり見られないままだった絵があった。
時間的にも体力的にもずっと待ち続けるわけにもいかなかったし。

「博物館歩き」って呼んでいるが,美術館や博物館って何であんなに疲れるの。
少し動いては立ち止まり何かを熱心に見たり読んだりし,また少しだけ動く。
この繰り返しってマジ足腰に負担がかかる。
速歩の50倍くらい(←適当)疲れる。


府中市美術館は初めてだった。
小さな美術館で空いているかと思ったら大間違い。
立派な施設だったし,大賑わいだった。
府中の繁華街も初めてだったが,活気があって美しくて便利そうだった。


せっかくなので,以前から気になっていた大國魂神社にも寄ってみた。


丁度盆踊りをやっていたが,あまりの賑わいにびっくり。
提灯の数(協賛している企業・商店の数)も凄かった。
府中市って多摩地方の中核的立ち位置なの?
駅前のバスターミナルも京王帝国って感じであっけにとられた。


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2023年11月8日水曜日

文明の礎

Fresh ruruko 1605


毎年この季節になると秋田から新米が届く。ありがたいことだ。
今年から「サキホコレ」が沢山収穫できるようになったとのことで,
サキホコレは昨年も一昨年も2kgか3kgの袋だったのが5kgで届いた。
新しい品種が安定して収穫できるようになったということなのだろう。

お裾分け用の小袋のお米が可愛らしい。


「サキホコレ」は「あきたこまち」と並んで秋田の自慢の米らしく,
9月に宿泊した秋田駅前のホテルでは
朝食バイキングで「サキホコレ」と「あきたこまち」の食べ比べができるようになっていた。

もちもちしすぎないバランスの取れたお米だと思う。
届いた夜に早速,ピカピカ光る新米を美味しく頂いたのだった。


『ふしぎの国のバード』で,
イザベラ・バードが大切な儀式にはその文明の主食が用いられることに気づく場面があった。
日本では正月料理のお年玉(餅),神事に配るお餅や御神酒。
西洋のキリスト教では聖餐式のパン。

美しい新米を眺めながらそのことを思い出したのだった。

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