Licca-chan doll with Kumamon LD-16 (TAKARA TOMY)
この日,熊本空港に到着したのが15時頃。
何しろ交通の便が悪い空港で,空港から熊本市内までバスで1時間弱。
バス待ちも含めると1時間半近くかかってしまう。
それからホテルに荷物を置いて清原神社へ向かい,清原神社を出たのが17時。
5月末で,まだ明るい。
もう1箇所,可能なら行きたかった藤崎八幡宮へ向かうことにした。
こちらには清原元輔の歌碑がある。
「藤崎宮前」でバスを降りたのが17時50分。
神社によっては18時くらいで門を閉めそうなので急いだ。
藤崎八旛宮は熊本市域の総鎮守。
なので,かなり立派でゆっくり見たいが,まずは目的地の歌碑を目指した。
(子供の頃に何度か来ているがすっかり忘れている;)
歌碑は本殿を取り囲んだ紅い塀の外にある。
あった。これだ。
流石にかなり暗くなってコンデジ撮影は不安だったのでiPhone写真。
藤崎の軒の巌に生ふる松
いま幾千代か子の日過ぐさむ
ある年の正月に藤崎宮で催した「子の日の松」の行事で詠まれた歌ということだ。
子の日の松?
わからなかったので古語辞典を引いてみた。教養がない(涙)。
『三省堂全訳読解古語辞典』によると
「正月の「子の日の遊び」のときに、長寿を祈って引き抜いて植える小松。」だそうな。
小さな松の苗木を引き抜いて庭に植えたりしたらしい。
歌碑を見て安心して本殿へ向かうと,来た時には開いていたこの門は閉まっていた。
時刻を見ると18時を過ぎている。
どうやら参拝は18時までだったようだ。残念。
でも限られた時間の中で目的の歌碑を見られたのだから良しとしよう。
熊本の人でも意外と清少納言の父と熊本の縁を知らない人は多い印象だ。
三十六歌仙の人が熊本にいたのだから,もっと知られていてもいいと思うのだが。
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