2023年8月14日月曜日

熊本の民芸品

ハンカチでつくる! リカちゃんお洋服BOOK
Licca Doll (Takara Tomy)
___

銀座熊本館のレストランには熊本の名産品が色々と飾られている。
以前も撮った(下の記事)が,この日は他のお客さんがいなかったので気兼ねなく撮影。
ハッピーバースデーくまモン!
リカちゃんの後ろに並ぶのは焼酎。
私は焼酎は飲めないが,熊本には焼酎が好きな人が多いと思う。

鯉幟みたいな赤い子は「きじ馬(きじ車)」。
椿の模様があしらわれた花手箱(下に写真)と共に,
球磨人吉地方の平家落人が,京を懐かしんで作った玩具と言われている。
ちなみに私も持っている(下の記事)。
きじ車


肥後てまりと小さいきじ馬。肥後てまりは,芯にヘチマが使われる。
「あんたがたどこさ」の手鞠歌はこの手鞠を使った遊びだったとか。


きじ馬のおちょこ。かわいい。
高級い草の敷物も素敵。


おばけの金太と大きなきじ馬。きじ馬がやたら多いな?
正直言って,おばけの金太こわいんですけど;

黒い烏帽子をかぶった赤い顔の中にはギミックが仕込まれ,
紐を引っ張ると,目玉がひっくり返って,長い舌が出てくる。
金太というのは,築城時代の加藤清正の足軽だったおどけ者の名前だ。
面白い顔立ちで人を笑わせるのが好きだった男だそうで,
その伝説が,19世紀になってからくり人形になったらしい。

由来は単なる笑わせ好きなおどけ者。
なのに,こんな赤い顔で「おばけ」って名前がついたら怖いって><


下の写真は,山鹿の灯籠と,きじ馬と同じ人吉の名産品,花手箱。

山鹿市の「山鹿灯籠まつり」は全国でも有名な夏祭り。
…と熊本県出身の私は思っているが,本当に全国の皆さんが知っているかどうかは???
でもきっと九州では有名だよね?


魔除け・厄除け・子孫繁栄の守り神である木葉猿(このはざる)。
型を使わず指先だけでこねて造り,素焼きされている。

由来は大変古い。
養老7年(723)の元旦,「虎の歯(このは)」の里に住んでいた都の落人が,
夢枕のお告げで奈良の春日大明神を祀り,奉納する祭器を木葉山の赤土で作った。
この時,捨てられた残りの土が猿に化け,その伝説から生まれた民芸品とのことだ。
「虎の歯の里」がどこなのか知りたいのだが,調べても分からない。

今年は木葉猿が生まれて1300年ということで,
熊本県伝統工芸館で現在イベントが開かれている。

木葉猿生誕1300年展(2023.4/28-9/3)
木葉猿 生誕1300年展|イベント情報+α|熊本日日新聞社

このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿