リトルフレンド リアルオカメインコ:カスタム
little friend real cockatiel from 100-yen shop Seria : customized
1847 ねんどろいど 神尾観鈴 Nendoroid Misuzu Kamio
このハーブティーが気に入っている。
「オレンジ&ローズヒップ」
オレンジとローズヒップと聞けばだいたい想像がつくと思うが,大変さわやかだ。
「想像がつくと思うが」と書いてしまったが,誰にでも等しく味や風味が想像できるわけではない。
ローズヒップのお茶を飲んだことがない人に想像するのは難しいだろうと思う。
物事を認知し処理するためには,ベースとなる知識や経験が必要だ。
先日のこと。SNSで迷子のオカメインコの動画を見かけた。
ある男性が,迷子の鳥に懐かれたと動画をアップしていたが,
彼は困っていた。鳥の知識もなさそうだった。
仕事があって忙しく,オカメインコが手から下りてくれたとたんにダッシュで逃げたそうだ。
一部の鳥飼い(あるいは鳥をよく知っている)人たちから,大変なブーイングが起こった。
動画を撮っている暇があったら何故警察に届けるくらいのことができないのか。
こんなに助けてくれって頼ってきているのに!と。
男性は単に珍しい経験をフォロアーの皆様に共有したかっただけなのに,気の毒だった。
忙しかったのに追い払わず,
オカメちゃんが自ら手から下りるまで待ったのだから,できる範囲で精一杯優しくしてあげたのだろう。
確かに必死の想いで男性に訴えたオカメちゃんにとっては本当に不幸だったと思う。
私だったら,そのオカメインコがまだかなり若い子であること,
男性の手の上で毛繕いを始めたところから,人間のところに来られてとても安心したこと,
全体的に膨らんでいて調子が悪そうであること,
いきなりやってきて懐いたのが懸命なヘルプサインであること,
人に助けを求めれば安心だと思うほど可愛がられてきた子であることなどを瞬時に理解する。
でも,認知するだけのベースを持たない人には,そんなこと分からない。
まず,飼い鳥なのか野鳥なのかすら分からないかもしれない。
そして分からなくても責められるべきことではない。
誰だって知らないことは知らない。知っていることだけ知っている。
たまたま知っているだけなのだ。
自分のベースで他人を批判してはいけないと思う。
同じ本を見ても,同じ映画を見ても,
一人一人が持つ知識背景によって理解が異なる。
世の中のことは全て,人の数だけ異なる認知が存在するのだ。
それにしても,その動画は辛かった。
あの子はその後,無事に保護されて飼い主の元へ帰れただろうか。
どうかそうであってほしい。
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