2023年8月25日金曜日

お揃いの服

 

リカ (タカラ) Licca Doll (takara)
LD-21 おてんばミキちゃん Takara Tomy Doll Licca chan's Kind Sister Miki Chan LD-21

デフォ服でリカちゃん&ミキちゃん。

特に狙ったわけでもないけれど,この二人は姉妹らしいお揃いファッションだ。
水色に青を差し色したドレスに逆ラウンド(と言うのか?)な前髪。
お姉さんと妹っぽい。



先日,お揃いの服を着た姉妹を見かけて,子供の頃を思い出した。
いつも2歳下の妹とお揃いの服を着せられていて,とてもイヤだった。

当時,小学校を卒業する頃までだったか。
服は母が作ってくれていた。
「既製品の服」というのは特別なものだった。
お店で服を買ってもらえるのは,入学式とかエレクトーンの発表会とかイベントの時だけ。
同じ布と型紙で作るから,当然相似形を描いたそっくりな服が出来上がる。
母はお揃いの服を可愛いと思っていたようだが,私はイヤだったのだった。
妹もイヤだったらしい。

今思えば,母は大変だったと思う。
当時は電子レンジだってなかったし,ガスもマッチで火をつけていた。
洗濯機の脱水はローラーだった。自家用車もなかった。
炊飯器も今みたいにボタン一つじゃなかった。
冷蔵庫には冷凍室があったけれど,冷凍庫は存在しなかった。
買い物はスーパーに行けば全部揃うわけではなく,八百屋さん魚屋さん肉屋さんと方々歩き回っていた。
拭き掃除はサッサやクイックルワイパーもなかったので,雑巾で水拭きだった。

家事は今より遙かに手間がかかって,毎日凄く忙しかったことだろう。
そんな中で服まで作らなければなかったのだ。
趣味ではなく,マジ生活のために。
幼稚園に持っていく鞄だって手作りだった。
クリスマスにサンタさんが持ってきてくれたのも,手作りのぬいぐるみ等だった。

なのに私はイヤとか何とか思っていたわけだ。
感謝が足りない娘だったなーと思う。

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