ピュアニーモ用ヘッド(フレッシュ)ホワイト:アイペイントドール
pureneemo head fresh, painted eyes doll
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今年は7月1日が半夏生。
春分を起点とした太陽の黄経が100度に達し,田植えを終える日。
「ハンゲショウ」という音の響きに何となく惹かれて,
半夏生は子供の頃から気になる雑節だった。
半夏生の由来になった植物は,この頃に花を咲かせるカラスビシャク(烏柄杓:サトイモ科)。
地下茎から取れる生薬は「半夏」と呼ばれ,鎮嘔・去痰・鎮静などに使われる。
でも,ややこしいことに雑節の半夏生とは無関係なハンゲショウ(半化粧:ドクダミ科)という植物がある。
しかも,こちらも半夏生の頃に花を咲かせ,茎頂部の葉が化粧をしたように半分白くなる。
更に薬草でもあり,生薬は「三白草」と呼ばれる。
ドクダミ科のハンゲショウは水辺に見られる多年草で,
実家の近所の川辺でよく見掛けたものだった。
6月の終わり頃になると白い葉っぱが輝くように美しい。
烏柄杓のことを知ったのは随分と後になってからだったので,
半夏生といって,私が思い浮かべるのは烏柄杓ではなく半化粧の方だ。
白い葉っぱが水辺に揺れている風景は,私にとって梅雨の季節を象徴する風景の一つ。
ハンゲショウ@新宿御苑(2019-06-30)
半夏生は田植えで疲れた農家の人々のねぎらいの日。
そして農作物の根がタコの足のように八方へ伸びるよう祈願する日。
恙なき夏がやってきますように。
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