本当に無料なものなどない

1／6 アイリスコレクトプチ　みら／ものくろーむ！ろまんてぃか（Black ver．）
Iris Collect Petit Mira/Monokuromu! Romantica (Black Ver. )

5月，実家の庭にて。

20年以上前から毎年同じ時期に調べていることがあった。
調べ始めた頃は，とある地方新聞のサイトでその情報は簡単に入手できた。
長い間，ずっとそのサイト様にお世話になってきた。

だが数年くらい前からそれができなくなった。
その新聞社のサイトに登録してログインしなければ記事が見られなくなったのだ。

年に一度知りたい記事のためにアカウントを作るのは，登録が無料であろうとイヤだった。
ただでさえアカウント地獄なのだ，できる限り増やしたくない。

自力でアカウントを管理するのは困難になって久しいし，
今ではサイト名やサービス名を見ても，
何のために登録したどういうサービスなのか，思い出せないものがあるほどだ。

おかげでその情報を得るために，私は毎年苦労するようになった。
今年は行政サイトのPDFを発見し，どうにか知り得ることができたが，来年はどうだろう。


世の中どんな情報であろうと「無料」ではない。
誰かが時間とお金を使って情報を集め他人が見られるようにしているのだ。
「広告を見る」とか「ログインしてメールアドレスを曝す」など，
方法は多岐に亘るとしても，その対価が要求されるのも当然だろう。

そう，「無料」なんてものはないのだ。
通販の「送料無料」は，「送料は送り主負担」とでも言い換えるべきだろう。
「無料」だなんて，物流業界の皆さんに失礼だ。


だから新聞社サイトのログイン要求も，しかたがないのだろうと思う。
利用してきた立場としては「何だかなー」と，がっかりはしてしまうのだが。