2024年7月18日木曜日

美術館や博物館の疲れ方って尋常じゃないね

Fresh ruruko 1605


突然思い立って府中市美術館へ行ってきた。
「吉田初三郎の世界」という展示を見たかった。

吉田初三郎(1884〜1955)は,「大正の広重」と呼ばれた鳥瞰図絵師。
皇太子時代の昭和天皇に絶賛された『京阪電車御案内』をはじめ,
当時の観光ブームに乗って日本各地の観光案内鳥瞰図を手がけている。

絵は美しく,箱庭的な描き方により注目すべき物が分かりやすい。
デフォルメされているため正確ではないが,
見る者を魅了し楽しませる工夫に満ちあふれている。

とても面白かったが,それは他の方々も同じだったようで,
一つの絵の前から全く動かない人が多くて困った。
自分が知っている場所だと絵の中に見所が多すぎていつまでも見終わらないのだ。

気持ちは分かるし,それこそ作者の勝利だなって思うが,
美術展なのだし他の人のことも考えてある程度見たら動いてほしいと思った。
おかげでかなり見られないままだった絵があった。
時間的にも体力的にもずっと待ち続けるわけにもいかなかったし。

「博物館歩き」って呼んでいるが,美術館や博物館って何であんなに疲れるの。
少し動いては立ち止まり何かを熱心に見たり読んだりし,また少しだけ動く。
この繰り返しってマジ足腰に負担がかかる。
速歩の50倍くらい(←適当)疲れる。


府中市美術館は初めてだった。
小さな美術館で空いているかと思ったら大間違い。
立派な施設だったし,大賑わいだった。
府中の繁華街も初めてだったが,活気があって美しくて便利そうだった。


せっかくなので,以前から気になっていた大國魂神社にも寄ってみた。


丁度盆踊りをやっていたが,あまりの賑わいにびっくり。
提灯の数(協賛している企業・商店の数)も凄かった。
府中市って多摩地方の中核的立ち位置なの?
駅前のバスターミナルも京王帝国って感じであっけにとられた。


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