方向音痴を克服すべく(たぶんできない)今年は一人で散策を心がけようと思っている。
お出かけしていつもと異なる風景を見るのは認知症対策にもなるだろう。
昨年役所から「認知症あんしん生活ガイド」とか届いてめちゃ落ち込んだものだが,
高齢者と言われる年齢に片足つっこんでいる事実から目を背けても仕方がない。
そうならない生活を心がけるべきだろう…。
ということで,早稲田にある肥後細川庭園に行ってみた。
以前行ったのでたどり着けるつもりだったが,バス停からたった5分の道のりで迷ってしまった。
マジだめね。精進しよう。
素敵な庭園だが,庭園部分は無料で入れる。
名前の通り肥後細川藩,熊本縁の庭園だ。
入り口に可愛らしいわらぼっちと葉牡丹の飾りがあった。
こんなに小さな葉牡丹は2年目の子かな?
お人形サイズの葉牡丹は割と希少だ(害虫にやられやすく2年目は大方ボロボロになる)。
葉牡丹の可愛らしさに感動して,早速連れてきたライリを横に置いて撮影した。
あー髪の毛がぼさぼさ。
目の解像度が良くないので撮っている時には見えないんだよね(涙)。
一応綺麗にして撮ろうとしているのだが,
お人形が倒れたりして四苦八苦するうちにいつの間にかこうなってしまう。
厳寒期で風景が地味であるせいか,園内は人も少なく大変静か。
カルガモたちが番いで泳いでいるのを眺めながら池の周囲を歩く。
肥後細川庭園は,武蔵野台地の東端にあたる目白台(関口台地)の際に位置し,
その自然の起伏を景観に活かした立体的な池泉回遊式庭園となっている。
池の横の階段は台地の上に繋がり,そこには永青(えいせい)文庫がある。
永青文庫では細川家の美術収集品が一般公開されている。
永青文庫の建物は旧細川侯爵家の家政所(事務所)で,昭和初期に建てられたもの。
美術館としては小さいが,美しく趣深い建物だ。
永青文庫,現在は早春展「中国陶磁の色彩 ―2000 年のいろどり―」をやっていた。
焼き物のことは無知で分からないが,唐三彩の「三彩獅子」というのがとても素敵だった。
写真撮影禁止だったので撮って来られず残念。
好きだなと思うものがあるということは,
知らない分野の分からないものでも見て感じることがあるってこと。
きっと某かの意味を心が感じ取っているのだろう。
肥後細川庭園にはライリを連れて行かなければと思ったのは,以前も彼女を連れてきたから。
熊本地震から2年ほど経った2018年のことで,復興を願った様々な催しがあったのだった。
ライトアップの肥後細川庭園でライリ (1) ライトアップの肥後細川庭園でライリ (2)
備忘録:
スラドが本日終了。とても残念。
アレゲ祭よ永遠に。
