雛人形
Hina dolls
引っ越しを重ねているうちに見かけなくなって,
数年ぶりに探しだして日の目を見た貝雛さん。
引っ越しで割れないようにと大切に仕舞い込みすぎていた。
25年ほど前だったか,母からもらったものだ。
どこで買ってきたものなのか母も覚えていないそうで,出自は不明。
たぶん,今は廃業している熊本の五水堂さんというお店で買ったものではないかと?
できればどこからやってきた子なのか正確に知りたいのだが。
こういう貝に乗ったお雛様,よく見かけるがどういった謂れがあるのだろう。
ふと疑問になって調べてみた。
貝雛の由来として有力なのは,平安貴族の「貝合わせ」。
ハマグリは美しく,二枚の貝がピッタリ合い,他のハマグリの貝殻とは絶対に合わない。
このため夫婦円満や貞操の象徴とされ,雛祭りや結婚式の膳に出されるようになった。
そういえばそうだった。聞いたことあったけれど,すっかり忘れていた。
今でも雛祭りにはハマグリのお吸い物を食べる習慣があるらしい。
また古くから雛祭りの日に家族で磯遊びをする風習があり,
拾った貝を神に供えて食べたことも由来の一つであろうと。
とにかくハマグリは雛祭りと縁が深く,
お内裏様とお姫様が仲良く並ぶ台座に相応しいのだ。
貝とは無関係に雛祭り的な写真を並べておく。
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