天草市の大江教会。
今月も今年も終わり。
卯さんから辰さんへバトンタッチ。
2007年1月7日撮影の大江天主堂。
1月6日の公現祭も過ぎていたけれど,まだクリスマスの飾りつけだった。
この日は天草の各地でどんど焼きを見かけた。
天草の小正月の行事は少し早いのだろうかと思った記憶がある。
盆地気候で冷え込む熊本市と比べ温暖な天草では,冬でも花と緑が美しい。
天草四郎と島原の乱で有名な島原半島から天草にかけてはキリシタンが多い土地というイメージがある。
人口もそう多くない天草の島に,これだけ大きく立派な教会があるのだから,きっとそうなのだろう。
大江天主堂は天草で最も早くに造られた教会だ。
この教会堂は昭和8年(1933年)に,フランス人宣教師ガルニエ神父と地元信者によって建てられた。
丘の上に建つ堂々としたロマネスク様式の教会堂は,とても絵になる。
2007年1月7日撮影の崎津天主堂。
崎津天主堂は,肩書が多い教会だ。
天草下島の南端近くのにあり,世界文化遺産に指定されている。
周辺の漁港一帯は日本の渚百選「キリシタンの里 﨑津」及び
日本のかおり風景100選「河浦 﨑津天主堂と海」に選ばれており,
天草市﨑津の漁村景観は「国の重要文化的景観」に選ばれている。
この地では1569年にキリスト教の布教が始まり,1638年の禁教令以後,
激しい弾圧の中,240年間に渡って潜伏キリシタンとして信仰が守られた。
崎津教会は絵踏みが行われた吉田庄屋役宅跡に建っており,
教会の祭壇は,まさに絵踏みが行われた場所に配置されたとされている。
重厚なゴシック様式の外観だが,堂内は畳敷きになっていることでも有名だ。
天草に出かけるなら,この二つの教会堂は何回でも見たいなと思う。
サヨナラ今年の師走さん。
サヨナラ癸卯年さん。
懐かしい風景とは
一年間めぐった熊本風景も終わりになったので,インデックスを作った。
懐かしき熊本風景 Index
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