2022年12月2日金曜日

めんどくさい人たち

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以前 Amazonのセールで1巻だけ読んでそのままになっていた,
『バーナード嬢曰く。』を改めて全巻購入して読んだ。

読書家の高校生達が本についてわちゃわちゃと語り合う物語だ。
沢山の書籍が紹介されており,気になるタイトルも出てきて興味が広がる。
登場人物はたった4人だが,みんな個性的。

その登場人物達だが,各々こだわりの分野を持っている。
こだわりという奴は往々にして面倒くさい。
うわーSFファンめんどくさい。シャーロキアンめんどくさい…。
面倒くさいほどの個性があるからこそ面白いので物語的には良いわけだが,
実際に目の前にいたらどうだろう? 話を聞くの止めておこうかと思うかも?


そもそも「読書家」って何なの。
日本語大辞典を引くと「よく書籍を読む人。また、学者を言う。」と書いてある。
書籍って,どんな本であっても読みさえすれば「読書家」なのか?
どの程度読んでいれば「よく読む」なのか? 定性的で判断がつかない。
私は常に何か読んでいるけれど「読書家」と名乗ったり呼ばれたりは気が進まないな。

それから,よくSNSなどで見かけるタグ「本が好きな人と繋がりたい」云々も凄く謎だ。
どんな本が好きな人とでも,或いはどんな風に本が好きな人とでも繋がりたいのか?

本という物体が好きな人,知識欲のために読む人,仕事や勉強のために読む人,
科学ばかり読む人,文学ばかり読む人,歴史ばかり読む人,ラノベばかり読む人,
漫画しか読まない人,どんな分野であっても本でありさえすれば読む人。
「本」などという広範囲すぎる一般名詞で括って好き嫌いを語れるのだろうか。
接点の無さそうな分野の本しか読まない人同士でも「本が好き」となら仲間?

などなど…とめどなく考える私も,実のところ大変面倒くさい。
そしてマジめんどくさいSFファンの一人でもある。
ブログに書くだけで満足して,人にこんな話をするのは止めておこう。

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