2022年11月27日日曜日

どら焼きどら猫どら息子

Raili(ライリ)/moi lumi(モイ ルミ)
Excute Raili / moi lumi


夏目漱石の猫の家。

前を通りかかると必ず猫を撮ってしまう。
『吾輩は猫である』が書かれた場所ということだ。


猫…。
先日ニュースで「ドラレコ第3世代で云々」と聞いて「どら猫」と聞き間違えた。
私の頭の中に「ドラレコ」なる略語が刻まれていなかったためだ。
もちろんニュース内容を聞いてすぐにドライブレコーダーであることは把握した。

どら猫といえば,サザエさんの歌。
盗んだ魚を咥えて悠々と逃げていく姿が思い浮かぶ。
そう,昔から「どら」って何?と思っていたのだった。
調べてみよう。


日本語大辞典「どらねこ」
「飼い主の定まっていない猫。野良猫。また、悪さをする猫。」

デジタル大辞泉「どらねこ」
「盗み食いなどをするずうずうしい猫。また、野良猫。」

などなど。
どうも野良猫が盗みなど悪さをすると「どら猫」になるようだ。


どら猫の「どら」の語源を調べてみると,
「どら息子」という言葉が先にあって「どら猫」という言葉が生まれ,
江戸時代から使われていたと書いてあった。
そんなに古い言葉だったのか。

どら息子もどら猫も,盗みや悪さで人のお金を尽きさせる。
金が尽く→鐘を撞く→銅鑼(どら) が一説。
道楽息子→どら息子 が別の説。

どら焼きなら「銅鑼」が語源ですんなり納得だが,
猫と息子は「道楽」の方が納得しやすい気がする。
でも江戸時代は今とは違った思考をしたのかも,だ。
そういや「どら娘」って言わない。娘は箱に入っていたから?


ドラレコのニュースを聞いてどら焼きが食べたくなったのだった。
略語が次々生まれるのは,時代が忙しいからだろうか。

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