2023年6月7日水曜日

社会が変われば正解も変わる

リカ (タカラ) Licca Doll (takara)
LD-21 おてんばミキちゃん Takara Tomy Doll Licca chan's Litter Sister Miki Chan LD-21
サンシャインママ <Licca35th 2001年> Sun shine Mama doll, Licca-chan's mother


家族写真的に撮ってみた。


先日の名古屋地裁での同性婚訴訟。
同性カップルが家族として公証される制度がないのは違憲であると判決が下された。
同種の訴訟で違憲判決は2例目。違憲状態判決も含め3例目ということだ。

30年とか40年前は,こういう訴訟の存在自体が考えられないことだったと思う。
人の価値観が思った以上に速いスピードで変化することに,今の年齢になって改めて驚いている。

こういう価値観に絶対的に正しいことも間違っていることもなくて,
全ては社会の規範の中で決まるものなのだと,つくづく思った。

結婚という制度の目的は何なのか。
子孫を残し守りやすいようにするためなのか。
自分が選んだ他人との関係を公証するためのものなのか。

好きな人との関係を公証するためのもので同性カップルを認めるべきならば,
一夫多妻とか一妻多夫とか近親婚は?
本人達にとってそれが自然に望む幸せな形なら認められるべきという話になっても理屈が通ると思う。

家族って何なのだろう。
定義しても刻々と変化して,絶対的な正解なんてなさそうだ。

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2 件のコメント:

  1. doll-modeler32023/06/07 12:00:00

    こんにちは、お邪魔致します。

    同性婚問題は身近に該当者が居ないので、あまり現実感がありませんが、私もYukiSnowy様とほぼ同意見です。

    「認めてあげないのは可哀そう」「当人同士の同意があるのに法律が阻むべきではない」という意見から世間では肯定的な方向に意見形成されつつありますが、それは薄っぺらい議論だと感じています。

    「同性婚」を法律で認めるのであれば、その前に「家族とは何か」を再定義し、民法の家族法を改正する必要があると思います。
    法的な婚姻を成せば、その影響は当人同士のみならず、それぞれの新族にも影響します。家族間の相互扶助義務とか、財産の相続などに大きな影響があります。私は「同性婚問題」でこの話が出てこないのが残念に思っていました。


    現行法が意図する「婚姻の目的」は、婚姻ハ成人ノ男女ガ子ヲ成シコレヲ育テ財産ヲ継承セシメル事ヲ法ニヨリ庇護シ、以ッテ社会秩序ノ安定ヲ成スモノ也。・・・といったところでしょうか。
    勿論、現代社会においては「子を成さない」前提の婚姻もあり、それは特別な事ではありません。でも、決してそれが「主流」ではなく、上記の法の目的は現在でも有効に機能しているでしょう。


    もし「現行法の目的」に囚われず「当人同士の意思の尊重」を優先するのであれば、「姉妹婚」「兄弟婚」「父子婚」「母娘婚」を認めない理由が無くなります。
    さらに、「子を成さない」事を前提とするなら「兄妹婚」や「父娘婚」だって拒む理由は無いでしょう。・・・ソコは「モラル」の問題かなぁ・・・
    でも「同性婚」はモラル上OKで、「姉妹婚」はモラル上アウトというのは・・・・もはや私には実感できず是否の判断ができません。

    長文を書いてしまいゴメンナサイ。

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    1. doll-modeler3 さま

      こんにちは。私は法律のことは全く分からないド素人なので意見を言うのも気が引けますし,法廷でどのような内容が審議されたのかも知らないのですが,ともかく「同性カップルが結婚できないのはおかしいよね」という部分にだけが焦点になっているように見えて,納得できないモヤモヤが残ります。

      そうですね,親族間に生じる義務の話など微塵も聞きませんね。
      「モラル」の問題というなら,近親婚や一夫多妻が当然である社会は人類史上べつに珍しいことでもないですし。
      「同性婚を認めないなんて非人道的」という部分が強調されすぎて,他の可能性や問題を議論できない雰囲気になりつつある気もして,何と言って良いのか分からないけれど何だかなぁって気持ちでいます。

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