2024年9月23日月曜日

終わらない夏の星

リカ<NO.09872>
Licca Doll (Liccachan Castle)

今朝はこの秋初めて「涼しい」と心から感じた朝だ。
夏って終わるのかもしれない!?

最近はだいたい7月下旬になると既に夏に疲れている。
8月下旬になると惰性で暑さの中を泳ぎ続けていてわけ分からない。
9月に入ると日が短くなり秋の虫の声も聞こえるのに続く猛暑に心底うんざり。
夏が永遠に続くのではないでしょうねとゾッとする。

そして思い出すのが『銀河鉄道999』の「終わりなき夏の物語」。
それからブライアン・W・オールディスのSF小説『地球の長い午後』。




「終わりなき夏の物語」は夏が続き昆虫が知的生物に進化した惑星の話だった。
昆虫人間に捕らえられた鉄郎。危機に陥る999。繭から生まれたインセクターの子供達。
めでたしめでたしでは終わらない悲しくブラックな物語だった。

『地球の長い午後』は終末期を迎え自転が止まった地球の物語。
永遠の昼になった熱帯地域は植物の天下で,人間含む動物たちは細々と命を繋ぐ。
印象的な物語で何度か再読したが,ここ20年くらいは読んでいない気がする。

夏が終わらない錯覚を覚えた日には,これらの物語をもう一度見たり読んだりしたくなる。
数々の引っ越しと断捨離を乗り越えて『地球の長い午後』は今も本棚に健在だ。
読めってことかな?そのうち読もう。

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