2024年9月2日月曜日

ズワイガニの苦難

シンボルリカちゃん(2000年発売)
Symbol Licca doll 2000 (TAKARA)

小麦肌ではないけれど,ちょっと色黒。
夏休みで日焼けした風で健康的に見える昔のリカちゃん。




アラスカで数十億匹のズワイガニが餓死したそうだ。
海水温の上昇により代謝が過剰になったが,
それを満たすだけの餌がなかったことが原因らしい。

ズワイガニにとっては,更に不幸が続く。
海水温の上昇により今まで生息できなかったマダラが進出してきたのだ。
ズワイガニは,新たにベーリング海にやってきたマダラの餌にされている。

「人新世の大量絶滅」という言葉が思い浮かんだ。
現代は,二畳紀末や白亜紀末に匹敵する,
あるいはそれ以上の速度で進む生物種の大量絶滅時代だと聞く。


こういう問題は多くの要因が絶望的に絡み合っているから右往左往してる間に悪化する。
人間の欲望も経済活動も,否定はできないし際限なく肯定もできない。
見識が無い私など,何もできずニュースを聞いて悲しむだけだ。
ズワイガニもウナギもバナナもミツバチも,スマトラトラもアフリカゾウも。
みんなで同じ地質時代を作っているし,絶滅の話は聞きたくないなぁ。

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