2024年9月22日日曜日

先カンブリア浪漫

Connemara marble

アイルランドグッズでよく見掛けるこの羊には名前があるのだろうか?
単なる羊かな?
若い羊はラム肉になり,年を取った羊からは羊毛を取るらしい。


緑の石はコネマラ大理石。
シャムロックとエメラルド色の大地で知られるアイルランドで産出する緑の石なので,
アイルランドのアイデンティティーと結びつけられ御守り的存在だ。
アクセサリーに加工して身につけたりするらしい。
私はアクセサリーより原石の方が好き。

これらの石が入っていた箱には「握りしめると心配事が消える」だの
「健康と幸せと愛を招く」だの書かれていて(もちろん英語で)
パワーストーン的存在のようだと思った。

私はパワーストーンだのパワースポットだの信じない質だが,
これらの石に地球の歴史という壮大な浪漫が籠もっていることは信じている。
何しろ先カンブリア時代(Neoproterozoic Era:新原生代)の地層にあった石なのだ。
あの有名なエディアカラ生物群なんかの時代ではないか!(1億年とか誤差)
日本列島など影も形もなかった時代から存在していたと思うと感慨深い。

日本列島で見つかっている一番古い地層はカンブリア紀なので,
先カンブリア時代は日本にはないはず。
アイルランドの一番古い地層は17億年前というから,本当に古い古い大地なのだ。

日本で見つかったカンブリア紀の地層は日立市から常陸太田市にかけての山の中だった。
どういった経緯でそんな地層がそこに存在しているのだろう。

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