2024年2月5日月曜日

素敵な椅子に素敵な床に小学生

パレットF<NO.03478>
Licca's Friend Doll / Palette F (Liccachan Castle)


北の丸公園にある東京国立近代美術館の休憩室にて。
北の丸公園といえば気象庁の東京都心の観測地点がある公園だが,かなり広い公園だった。
公園内には東京国立近代美術館のほか国立公文書館や科学技術館もある。


随分とデザイン性の高い変わった椅子だと思ったが,
座り心地は思いのほか良かった。


下は「猫犬」という表題がついていた彫刻。可愛らしい。
作者は土方久功(1900-1977)さんという方で,これは1974年作。
この方の1927年の作品に《狐犬》というものもあるそうで,
ハイブリッドな存在への関心が生涯を通じてあったのではないかと書かれていた。


ハイブリッドな存在といえば,昨今では異世界やRPGなんかでメジャーな存在だ。
獣人とか鳥人とかオークとか色々な種類がいると思う。
以前から芸術の分野でもこうして作品になっていたのかと,他の絵画を見ても思った。


この美術館は床とか階段が素敵だった。



私がいた時間帯に丁度小学生の集団が授業の一環という感じで美術館を訪れていた。
この小学生たちが,もう本当に見た瞬間にわかる育ちの良さオーラを放っていた。
そしてそれを裏付ける彼の如く,立ち居振る舞いに関心させられた。
小学生なので落ち着きはないし,わちゃわちゃしている。
なのに少しも不快にならないし,邪魔にもならないのだ。
どの子も周辺の人達への配慮を欠かさないから。
友人同士でお喋りしていても,他の人が来ると邪魔にならないようにさっと除ける。
こんなに周囲に気を遣う小学生集団って初めて見た…とマジ感心したのだった。

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