2024年2月1日木曜日

イヌはネコ

ピュアニーモ用ヘッド(フレッシュ)ホワイト:アイペイントドール
pureneemo head fresh, painted eyes doll



「同じ穴の狢」という言葉がある。
狢(ムジナ)という言葉をこの諺以外で耳にする機会はない気がする。
そもそもムジナとは?

私はずっとイタチを想像していたが,日本語大辞典で調べるとアナグマ(穴熊)だった。
『日本書紀』に出てくる古い言葉ということだ。
ではアナグマとは? 調べるとイタチ科。「ムジナ=イタチ」は完全な間違いではなかった?
アナグマをイヌ科のタヌキと混同して呼ばれた名前がムジナだとのこと。

ではイタチ科(アナグマ)とイヌ科(タヌキ)の違いは?

イタチ科は,長くほっそりとした体つき,短い四肢。全ての足に爪のある5本の指。
非常に鋭い歯を持ち,縄張り意識が強く気性が荒く攻撃的。単独行動で夜行性。

イヌ科は,長距離を徘徊するのに適した長い四肢で,前肢に5本,後肢に4本の指。
指趾の鉤爪はネコのように引っ込めることができない。
発達した嗅覚と長い口吻を持つ。群れで行動し狩りをする。

なるほどけっこう違うものだ。
でも両方ともイヌ亜目だよね。ついでにクマもイヌ亜目だよね。
で,みんなネコ目だよね。イヌもクマもイタチも猫!


以前は動物園で見かける動物の説明には,ネコ目ではなく食肉目と書かれていた。
文部省が1988年に出した「学術用語集 動物学編」でネコ目と訳したのが始まりらしい。
カタカナで分かりやすく,代表的な種類の名前を使うことにしたそうだ。
要するにネコは,イヌもクマもイタチもまとめて代表になったのね。
百獣の王と言われるライオンさんはネコ科だし,そう思えば納得。



備忘録:スラド残ることになったらしい。

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