雪の日の受験の物語

アイリスコレクトプチ あんな
Iris Collect Petit Anna / -Wonder fraulein- Holy night Princess ver.
1／6アイリスコレクトプチ　みら／ものくろーむ！ろまんてぃか（Black ver．）
Iris Collect Petit Mira/Monokuromu! Romantica (Black Ver. )

みらはあんなのお人形。

毎年12月〜2月頃に無性に見たくなるアニメがある。
2017年秋アニメだった『Just Because!』という作品。
アニメ放送で見て，Blu-rayを買って更に2〜3回見ているし，小説版も読んだ。
物語は知り尽くしているのに，作品が醸し出す空気の中に帰りたくなるのだ。

このほど3年ぶりくらいに見て，やっぱりこれ好きだなと思った。

人によっては退屈な物語だと思う。
恋愛や進学に奔走する高校生の日常が流れてゆくだけで，特別なことは起こらない。
淡々と無情にかつ無常に過ぎゆく時間の中で，彼らは今を必死に泳いでいく。
各々の人物の真っ直ぐな想いに若さが放つ煌めきを感じ，切ないし愛おしい。


それにしても。
関東地方が舞台の高校生たちの物語を見ると，いつも関東っていいよねーと思う。
卒業後も関東一円のどこかにいる人が多く，未来も会える前提で友人関係を考えている。
次の生活が始まれば，会うのが可能でも簡単ではないだろう。それはわかる。
けれど，多くが地元を離れ別の地方に行っちゃう日本の端っことは違うなと。
昔は手紙か呼び出し電話くらいしか連絡手段がなかったから，そこも雲泥の差だけれど。

あと最近の高校生って推薦でさっさと進学先が決まっちゃう子が多いことにも驚く。
私が高校3年生の時の1月2月は受験一色で，バレンタインがどーのという話は一切なかった。
一長一短ありそうでどちらが良いとかいうのはないけれど，違うなーと思う。
社会は人の寿命のサイクルよりずっと短い期間で変わってしまうものだ。

日本の入試といえば雪がつきもので，今年もそうだった。
受験と雪の問題は未だ未だ変わらないようだが，そのうち温暖化でなくなるのだろうか？
私の共通一次試験の日も雪が降っていた。