蒔光 Wooderful life 木與美好生活
「懐かしのヤクルト上熊本工場」
行った記憶もないし,私にとって特に懐かしい場所ではない。
そのはずなのだが,何故か懐かしい気がする。
たぶん,JRとか国鉄で熊本へ帰省していた頃に見慣れた風景だったからだろう。
上熊本駅は熊本駅の北隣。
上熊本駅に到着する頃は,「もうすぐ熊本に着く!」と思って熱心に窓の外を見ていた筈だ。
この工場は上熊本駅のすぐ近くにあって,駅からも鹿児島本線の線路からもよく見えていた。
熊本に着く直前に見ていた風景ということで,やたら懐かしい気がするのだ。
どんな施設だったのか改めて調べてみた。
1957年に操業を開始し,2014年3月に閉鎖されたようだ。
工場の老朽化と,九州新幹線工事に伴う土地の収用が理由らしい。
九州新幹線の開通は,忘れもしない東日本大震災翌日。2011年3月12日。
土地の収用は新幹線そのものではなく,それに伴う都市計画道路事業とのことだ。
この場所を現在の地図で確認すると,マンションが建っている。
どんな道路事業だったのか分からないが,駅前のロータリーとかかな?
街は生きている。街は変わっていく。
でもこうして共有された懐かしさは生きている。
そして何かを広げていくのだ。
記憶が甦ったり,新しい閃きが生まれたり。
サヨナラ今年の神無月さん。
懐かしい風景とは
0 件のコメント:
コメントを投稿