2023年10月12日木曜日

今や貴重品な羊くん

2ヶ月ほど前にイスラエルからやってきた子たち。
今となっては露店に並んでいたこの謎の羊くんでさえも貴重なものになってしまった。


イスラエルの人たちの日常からの危機感や緊張感は,お花畑の日本人なんかには到底わからない。
彼らと比べれば,自分を含め日本人全員がマジお花畑の住民だって思わざるを得ない。
何かがあればすぐに近くの家に逃げ込めば誰でも家族のように匿ってくれる。
シェルターなど当たり前。兵役も当たり前。
今回予備軍30万人を驚くべき迅速さで動員したところにも日常からの覚悟を感じた。

ウクライナに比べて今回の戦争への扱いが日本では小さいように感じるのは何故だろうか。
イスラエルもパレスチナも日本人の心から遠いということだろうか。
それともあの地域での紛争に新鮮味がないから?

ウクライナはこれまで日本人にとって決して身近な国ではなかったと思う。
いきなりウクライナに同情一辺倒でウクライナには何の疑いも持たない風潮にはちょっと違和感を覚える。
ロシアは日本の隣国で,すぐさま日露戦争に北方領土,シベリア抑留などを想起させる敏感な存在。
ロシアが民間人を攻撃している事実は当然として,おそらく敵の敵は味方的な感情が働いている気がする。
一方パレスチナ問題は複雑で難しすぎる上,イスラム教もキリスト教も日本では多数派宗教ではない。

私ももう少しパレスチナ問題を理解する努力をしなければ。
西側諸国に属する日本にはイスラエル側に立った報道しか流れてこない。
パレスチナの人々が置かれた状況に一切の言及もなく一方的に極悪非道の悪者と断じるのはどうなのと思う。
世界中から非難され自らにも相当の犠牲が出ることを覚悟していただろうし,相当追い詰められていたはず。
お互い文字通りに生存をかけた戦闘なのだ…。

中東は日本にとって東南アジアと共にとても重要な存在であることだけはわかるが,知識がなさすぎ。

港街ヤッファから 君は誰?
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