リカ (タカラ)Licca Doll (takara)
リカちゃんキャッスルお人形教室のリカちゃん
タカラ時代の日本製リカちゃん
正統派美人の二人に,如何にもなリカ服を着てもらって並べてみた。
青ワンピースはタカラリカちゃんのデフォ服。
ピンクワンピはタカラのシンボルリカちゃん(2000年)のデフォ服。
「二人のリカちゃん」という表題は,ふと思い浮かんだ『二人のイーダ』という書名から。
この本は小学校の図書館から借りて,何度も読んだ。
広島の原爆を背景に,終戦から10年以上経った頃の小学生兄妹を描いた物語。
著者は児童文学作家として有名な松谷みよ子さん。
松谷みよ子さんは,私の世代ならば『ちいさいモモちゃん』シリーズでよく知っていると思う。
『モモちゃんとプー』や『モモちゃんとアカネちゃん』は,各々妹たちの世代の本だったが,
小学生になって妹たちのためにこれらの本が我が家にやってくると,
私はモモちゃんの続きの物語をとても楽しみに読んだものだった。
物語には続きが書かれることがあって,楽しいことなのだと,
モモちゃんシリーズや『だれも知らない小さな国』などで知ったと思う。
『二人のイーダ』は,ほのぼのとしたモモちゃんシリーズとは全く異なった様相を呈す。
そもそも背景に原爆があるのでほのぼのとしようもない。
だが,ちょっと怖くて悲しい不思議な世界に散りばめられた想いが強烈で,
読み終わった直後にもう一度読み返し,一年くらい経ってまた借りてきて読んだ。
大人になっても忘れられず,公共の図書館から借りてきてまた読んだ。
そこまでして何度も読んだのに,何故か実家の本棚にあるのを昨年発見。
妹のために買ったのだろうか?
帰省した時にでも読んでみようと思う。
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