2018年4月19日木曜日

毛糸のお人形

The old handmade dolls made with wool.
 
 実家に帰ったとき会うのを楽しみにしている小物たちがたくさんいる。その中の一つがこの毛糸のお人形たち。
 
IMG_1954_20180415
 
 このお人形たちは,末の妹が幼稚園の時の秋のバザーで売られた子たち。作られて既に40年以上経過している。
 私たち姉妹が通ったキリスト教系の幼稚園では,「母の会」と呼ばれていたお母さんたちの集まりで,作り方を習ってお母さんたちがバザーのために色々な手芸品を作っていた。写真のお人形は,オレンジと緑の縞模様のスカートの子が先生の作品。これを見本に先生に教わりながら作った。
 先生の作品はさすがに上手で顔の表情も単純なのにとても上品だ。
 
IMG_1956_20180415
 
 小学校6年生だった私は手芸が好きな子で,母が出かけるこういった手芸の集まりについて行って,よそのお母さんたちと一緒に手芸をするのが楽しくて,このときも母に「今度の毛糸のお人形はとても素敵だから一緒に作ったら?」と言われ,いそいそと参加したのだった。
 
 これが小学校6年生の私の作品。手芸には自信があるつもりだったが,成長が遅く華奢で小さかった私には毛糸をキュッと結んだりする力が足りなくて,どうにも上手に作れなかった。一人で作るのは無理だったので,二人目の製作を諦めたことが少々悔やまれる。
 
IMG_1964_20180415
 
 これは売り物のレベルに達しなかったので,バザーに出されずそのままうちの子になった母の最初の作品。母はその後素敵な作品を幾つも作ってバザーに出した。
 
IMG_1962_20180415
 
 バザーから買ってきた母の作品。フープが入ったような形状のスカートが大人っぽい。
 
IMG_1966_20180415
 
 こちらの2体はおそらく同じ人の作品で,ツインテールやお下げの少女っぽい髪型が気に入って私がバザーで買ってきた。
 
IMG_1960_20180415
 
IMG_1958_20180415
 
 勢揃いすると,中に私が作った下手っぴな子が混ざっていてもなかなか可愛らしい。
 
IMG_1970_20180415
 
 顔が汚れちゃっていて可愛そう。洗ったらもう少し綺麗にならないだろうか。
 ただ実家にはせいぜい2~3日しかいないし,今回は雨ばかり降っていたし,途中でほったらかして帰ると年で体力がない母に苦労をかけるしで実行するのが難しい。
 
 
 ついでに少しばかり熊本市の写真を。
 熊本市随一の繁華街,下通アーケード。震災後店が変わったり様々な変化があったけれど,店はほぼ戻って営業を始めている。
 
IMG_1802_20180413
 
 上通商店街に新しくできたフリーマーケット。若い人たちを中心に賑わっていた。
 
IMG_1864_20180415
 
 実家のすぐ近くにある熊本市動植物園。
 実家の周辺は熊本市の東の方で益城町に近く,熊本市の中でも比較的被害が大きかった地区で,動物園も大きな被害を受けた。熊本市内の小中学生は無料で入れるので私は子供の頃から好き放題動物園で遊んでいたし,震災の時ここの動物たちのことはとても心配だった。現在は土日祝のみ部分開放という形で営業している。各地の動物園で散り散りに預かられている動物たちが,一日も早く熊本へ帰って,通常営業できる日が来ますように。
 
IMG_1929_20180415
 

0 件のコメント:

コメントを投稿