2022年4月29日金曜日

天邪鬼なので

1/6ピュアニーモキャラクターシリーズNo.123 『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』 藤原千花
1/6 Pure Neemo Character Series No.123 Chika Fujiwara (Kaguya-sama: Love Is War)

池袋にいた千花ちゃん。
賢いのにバカっぽいところが魅力。



「本が好きとは何」と昨日ぐだぐだ書いたが,
本が好きかと聞かれれば正直言って好きだ。
何の本がと聞かれれば,かなり何でも。
読める言語で書かれているならという条件はつくが,
以前は,かなり多岐の分野に渡る本に興味を抱けていた。
図書館や書店で様々な本の背表紙を眺めているだけで幸せだった。

小学生の頃から本屋へ行くと延々と時間がつぶれていたし,
体力があった高校生の頃なら,
門限が近づくまで何時間だって本屋の棚の前で過ごすことができた。

今でも基本的にはその頃と自分は変わっていないと思う。
だが,最近は本屋の棚を眺めても,手に取りたい本が減ってしまった。
キャッチーなタイトルの本が多く,見た瞬間に萎えてむしろうんざりしてしまう。

タイトルに「!」がついているなんて,もうそれだけで興ざめ。
内容はもしかしたら素晴らしいのかもしれないけれど,
タイトルだけでお腹いっぱい。
胸焼けしそうだから私は遠慮しておきますって気持ちになる。
啓蒙してあげますよみたいなのも,面倒くさいなまぁいいやと思う。

たくさんの本がどんどん出版される忙しい世の中になるにつれ,
本屋さんで漫然と棚の前を歩いたところで,
私はどうも自分と相性が良い本と出会えなくなった。
静かな心でタイトルと向かい合いたい気持ちになれなくなった。

故に,素性がわかっている専門書か古典。
思いっきりエンターテインメントなサブカルが最近の読書傾向になっている。



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古典的名著の1節だけを1日憶えて刻む。
太陽が雨の役目を果そうとするだろうか。あるいはアスクレーピオスが果実を結ぶ物の役目を? 個々の星についてはどうか? 彼らはそれぞれ異なっていながら同一の目的に向って協力してはいないだろうか。(マルクス・アウレーリウス著『自省録』神谷美恵子訳)

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