2022年4月28日木曜日

「本が好き」とは?

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暦ちゃんは「祖父の書斎で本を読むのが好き」という設定だが,
自分で小説を書いたりするようなので,文学の本を読むのが好きなのだろうか?


先日赤坂の本屋さんが閉店するというニュースがあった。
昔からある地元の馴染みの本屋さんの閉店なんて地方では数々起こってきたと思う。
私が高校時代に入り浸っていた懐かしい本屋さんも随分以前に姿を消した。
東京だからニュースになるのだな。
今さら本屋さんの重要性など語られても何だかな……。

「本」といえば,常々疑問に思っていることがある。

SNSで見かける「本が好き」とか「本が好きな人と繋がりたい」なんてタグ。
あれ目茶苦茶なぞだ。「本」って何? 本なら何でもいいの?
哲学書でも理化学書でも古文書でも六法全書でも官能小説でも,
本の形態をとっている物体であれば何でも好きなのか君は?

例えば『本の下剋上』のローゼマインのように,
何かの取り扱い説明書であっても,活字を読めるなら嬉しいって人は本好きだろう。
私は出会ったことがないけれど,多分そういう人もいるだろうし,
そういう人なら,本好きと名乗っても活字中毒と名乗っても,あぁその通りだなと思う。

自分に本好きのレッテルを貼っている皆さんは,「本好き」をどう定義しているのだろう。
私の疑問は面倒くさいだけなので,ここに吐露して満足しておくけれど。



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古典的名著の1節だけを1日憶えて刻む。

君の分として与えられた環境に自己を調和せしめよ。君のなかまとして運命づけられた人間を愛せ。ただし心からであるように。(マルクス・アウレーリウス著『自省録』神谷美恵子訳)

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