1/6ピュアニーモキャラクターシリーズNo.067-T 映画「けいおん!」 中野梓
1/6 Pureneemo character series No.067-T K-on: the Movie Azusa Nakano
酉の市に行く為に乗ったバスの案内で,鷲神社の近くに一葉記念館があることを知った。
実のところ,樋口一葉の作品を私は一冊も読んだことがない。
一葉の作品は一部の文中の会話を除きほぼ文語体で書かれていて難しいので敬遠してきた。
でも,この日は何故かその記念館に寄ってみたいという気持ちがふつふつ湧いた。
しかし私は極めつけの方向音痴なのだ…。
スマホに道案内をさせると「4分」と言われたのに,10分以上かかってようやく到着><
地図に自分の位置が示されたところで,進んでいる方向がわからないし,
そもそも現在地として示されている道が1本ずれていたりするんだもの…。
まずは記念館の隣の記念公園の『たけくらべ』記念碑。
『たけくらべ』は一葉がこの近辺に住んでいた頃に書かれた作品で,実在の店や人物が登場するらしい。
よく聞く「吉原」という場所もこのすぐ近くだったことを初めて知った。
この『たけくらべ』記念碑は昭和26年(1951年)に建てられたもので,
一葉と同じ明治5年(1872年)生まれの歌人,佐佐木信綱の自筆和歌が刻まれている。
記念館には,一葉が父親に買い与えられ愛用した文机のレプリカが展示されていた。
この写真では分かりにくいが,机の向こう側の板に梅花の透かし彫りがある。
竹の筆立ては,馬場孤蝶の父来八が芦と蟹を彫ったもの。
親交のあった孤蝶を介して一葉に送られたものだそうだ。
そしてこの机に向かう一葉の人形。凜とした雰囲気が漂っている。
竹の筆立てと梅の透かし彫りも再現してほしかったなぁ。
記念館と記念公園の風景。
樋口一葉の縁の地をめぐるマップをもらってきた。
そのうち作品を読んで歩いてみたい。
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