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介護施設で働いている友人が「良い本だったから」とくれた本。
『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』川畑智著
同じ場面を認知症の人の視点と認知症ではない人の視点で対比し,見開きで描かれている。
次のページにはその場面についての考え方や対処方法などの解説。
認知症の人が見ている世界を理解することで,そうではない人とのズレを埋める。
そしてお互い幸せになる道の存在を示す。
様々なタイプの認知症の実例が提示され,確かに分かりやすかった。
認知症になったら終わりと思っていないか?
終わりではないよ,認知症でも上手に暮らしていくことは可能だ。
そういうメッセージでいっぱいだった。
しかしねー………。
認知症と認定されたら普通に社会生活を送る権利をかなり奪われてしまうじゃん。
終わりな気がしてしまうし,もの凄く怖い。誰だって可能性がある。
既に自分がいつ認知症になってもおかしくない年齢が近づいている。
最近は知っている筈の単語が出てこないだけでビクビクしている。
同世代の友人と話すと,こういう話題に終始することが多い。
健康不安,親の介護,自分の老後の不安,墓をどうするか…。
そういう話をして,別に暗くなるわけではない。
たぶんそれが今の自分の世代の現実だから。
先日20代の友人の家に遊びにいった。
そしたらそんな話題は一切出なくて,ペットや趣味の話などばかり。
あぁこれが若いってことなんだなぁ,若い人と話すの必要だなぁと思った。
ハッピー・イースター!
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