2023年4月19日水曜日

鱗粉が綾なす模様に惹かれて

1288 ねんどろいど 四宮かぐや 『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』
1288 Nendoroid Kaguya Shinomiya, from "Kaguya-sama: Love is War"



Netflixで『華麗なるギャツビー』を見た。
1974年版を見たかったのだが,こちらはレンタル(100円)。
2013年版ならプレミアムで視聴可能だった。
別に映画好きでもないし,めっちゃ拘るほどでもなかったので2013年を。

物語の舞台は1922年,狂騒の20年代のニューヨーク。
富豪と結婚した恋人を取り戻そうとするギャツビーという謎の男の物語。

原作はフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』(The Great Gatsby)で,
これを読む前のあらすじ把握に映画を見てみた。
物語の行方が気にならない方が,落ち着いて文章表現の細部に注目できるから。


フィッツジェラルドのことを,ヘミングウェイが『移動祝祭日』の中でこう書いている。

スコット・フィッツジェラルド
彼の才能は蝶の羽根の鱗粉が綾なす模様のように自然だった。ある時期まで、彼は蝶と同じようにそのことを理解しておらず、模様が払い落とされたり、損なわれたりしても、気づかなかった。のちに彼は傷ついた羽根とその構造を意識し、深く考えるようになったが、もはや飛翔への愛が失われていたが故に、飛ぶことはできなかった。残されたのは、いともたやすく飛ぶことができた頃の思い出だけだった。(『移動祝祭日』ヘミングウェイ著・高見浩訳)


『グレート・ギャツビー』は,正に,
ヘミングウェイが「蝶の羽の鱗粉が綾なす模様のように自然」と表した頃の作品。
その才能が紡いだ文章とは,どのようなものか。

蝶の羽の鱗粉が綾なす模様は,非常に複雑で繊細で滑らかだ。
そして解像度により幾らでも見え方が変わる。

私が読むのは翻訳だし,文学のことも分かっていない。
だから読んでも分からない可能性が高いが,そんな気持ちで読んでみたいと思う。


映画のことを書いておくと,やっぱり1974年版を見たいと思った。
CGギラギラで何か違うよ…という気分が否めなかった。

「狂騒の時代」の「狂騒」ぶりは凄かった。マジあんなだったのか!?
パーティー場面がやたら多いのだが,胸が悪くなるバカ騒ぎにしか見えなかった。
万一あんなパーティーに行くことを強要されたら,私だったら苦痛の極みだ。

映画を見ても,私にはクソ夫婦と横恋慕男の不倫話にしか見えないが,
アメリカ文学の最高傑作なんだよね,これ。
文学が分かる人にどのあたりが最高傑作なのか教えてほしい。
本を一生懸命に読んでも分かる気がしない。

あと,何故「great」を「華麗なる」と訳した?

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