2018年12月20日木曜日

茜色の朝

Lil Fairy Luti by Azone International
Lil Fairy Riam by Azone International
1/12Lil'Fairy(リルフェアリー)~ちいさな ちいさなお手伝いさん~/ルティ
1/12Lil'Fairy(リルフェアリー)~ちいさなお手伝いさん~/リアム(リクエスト総選挙受注生産品)
 
 
冬至目前の太陽が東南東の空の縁から上ってきて,東向きの部屋を茜色に染める。
 
 
日の出直後のほんの短い時間帯だけ,部屋の北の端にも陽光が差し込む。
茜色のスポットライトを浴びたように,丁度リルフェアリーたちが佇んでいた。
彼女らは,こうして妖精らしい服を着ているのが一番似合う気がする。
 
 
 
 以下,日々の戯れ言。
 秋アニメで放映中の青ブタシリーズを読んでいる。
 アニメは第1巻のタイトルをとって『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』だが,本の方は各々の巻にヒロインがいて,ヒロインにちなんだタイトルがついている。ラノベに分類されるしラノベなのだが,その枠に閉じ込めておくことはできないメッセージ性を多分に秘めた意欲作で,日本社会に蔓延るわけ分からない「空気」という怪物にメスを入れる。昨今の「ちょっと不思議」を簡単にSFと呼んでしまう文化にあってはSFと呼ぶこともできそう。
 
 同調圧力というものは勿論私が学校へ通っていた昔から存在したし,社会の至る所に存在しているものだが,昨今の学校という場所では,そんなにも厳しいものになっているのか。何となく感じてはいたが,こうしてきちんと取材して書かれた物語を読んで驚く。
 とにかく空気を読んで空気に従う。正しいかどうかよりみんなと同じかどうかが重要。
 
 子供たちがそんな空気の中で育っていくのだと思うと,日本の未来に希望を見いだせない気がしてしまった。
 若者は時代に応じた新しい価値観を持って成長するのに,古い価値観で生きる年上世代の空気を読んで,何もできなくなってしまうではないか? それでは社会の変化が閉ざされて停滞してしまいそう。
 「20代~40代の40%は会社の忘年会に行きたくない」という話がニュースになっていたが,彼らは年上世代の空気を読んで行きたくもない忘年会への出席を続けているのだろう。会社の忘年会が必要なものなのか,無くしてもよい習慣なのか検討する機会すらなく。
 
 私は空気を読むまではできても従うのほぼ無理だなー。
 

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