2021年8月5日木曜日

安住の地に安住してはダメ

1288 ねんどろいど 四宮かぐや 『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』
1288 Nendoroid Kaguya Shinomiya, from "Kaguya-sama: Love is War"



ここ数年で音楽の聞き方が劇的に変わったと思う。

ダウンロード販売で1曲ずつ購入できるだけでも変わったなと思っていたが,
音楽ストリーミングサービスで聞き放題になって,自由度が桁違いになった。

新しいコンテンツに出会うことは勿論のこと,
懐かしくても聞けなかった過去のコンテンツとの再会も容易になった。

私は Spotify や Apple Music を使っているが,
「昭和ポップス」などというプレイリストを見つけると,
懐かしさに抗えず聞いてしまったりする。


しかししかしだ。
人って30歳を過ぎた頃から新しい曲を聞かなくなってゆき,
青春時代に聞いた曲を繰り返し聞くようになりがちらしい。

さらにさらにだ。
同じ曲ばかりを繰り返し楽しむようになるだけになりがちらしい。

音楽配信会社のユーザーの60%は同じ曲を繰り返し聞いているだけ。
25%は好みのジャンル以外で新しい曲を探すことはない。
また,新たな曲を発掘する熱意は24歳がピークで,
33歳になると人は新譜を聞かなくなるそうだ。


音楽は記憶と深く結びつく。
感受性豊かだった青春時代の思い出と深く結びついた曲は,
何年経っても当時の気持ちを強烈に呼び起こし,
若い頃の気持ちを疑似体験させ,甘美な気持ちを与えてくれる。

こういう刺激の多い曲では
ドーパミンが多量に出るため何度も聞いてしまうという話もある。

懐メロの刺激が悪いとは言わないにしても,
あえて新譜もどんどん取りいれた方が脳や感受性に良さそうだ。


そう思って Jポップの新譜など聞いてみるのだが,どうも心に残らない。
故にアニソンばかり聞くということになってしまう。
アニソンなら新譜楽しいの…。

だがこれも好みのジャンルばかりということで若くない行動だ。
心地よい世界に安住してはダメなんて,脳は厳しいな。

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