2021年8月20日金曜日

流されないのは難しい

ミディブライス ランピオンオブザバレー
Middie Blythe Rampion of the Valley



例年8月になると,終戦の日を迎えるまで戦争関連のニュースが増える。
8月ばかりなのと,15日を過ぎるとぱったり戦争ニュースが終わるのとで,
私はいつも,何となく釈然としない,もやもやした気持ちが残る。

繰り返される反戦メッセージ。
勿論私も戦争は嫌なのだが,何か「これじゃない」と思う。
今年,自分がそう思う理由が少しわかった。

マスコミによって覆ったオリンピック世論。
マスコミに牛耳られていた太平洋戦争時の世論。
同じだ。世論はマスコミに流される。

こんな状態なら,今戦争はいけないと言っている人たちも
マスコミ次第で戦争支持になってしまうのでは。
マスコミが自らの戦争責任を語っているのを私は聞いたことがない。

戦争を繰り返してはならないとお題目のように唱えていてもダメなのではと思う。
自分の頭で理論を組み立て結論を導く力が重要なのではないか。
マスコミやSNSから自由になって考える力を養うことが必要ではないのか。
難しいことだからこそせめてその意識を持つ努力をすべきなのでは。

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2 件のコメント:

  1. 初めまして。お邪魔致します。時々拝見している者です。
    (あるいは以前コメントした事があるかもしれません。記憶違いならすみません)

    「報道のあり方」はとても難しいですね。私も今回のオリンピックに係る報道については、こちらの記事とほぼ同様の事を感じていました。

    マスメディアは、どうしてもその報道の仕方により世論を先導してしまいます。先導されてしまう民衆が「衆愚」なのだと言えばそれまでなのですが、放送の中立倫理は非常に重要だと思います。

    昔は「報道には意見や感情を含めてはならない、淡々と事実のみを伝え、それを知ってどう感じるかは視聴者に任せるべき」と言われていましたが、昨今ではニュース番組までもがエンターテイメント化してしまいました。
    今回のオリンピックでも実況中継したアナウンサーは感情を露わに叫びまくり、画面では歓喜して抱き合う選手の姿を大映ししました。視聴者は否応なく盛り上がり、生活の中の自粛ムードは霧散しました。
    政治家は現状のコロナウイルス蔓延はオリンピックとは無関係と答弁しますが、「オリンピック報道」による民衆意識の変化が大きく影響している事は間違いないと感じています。

    そして、「当事者」のマスコミは、政府や自治体の対応を批判するばかりで自らが行った事への反省や自己批判は全くありません。

    そして私自身は何もできませんし、こうして他者を非難しているだけなのです。
    非常に虚しく感じています。

    すみません。大変失礼しました。
    (ブログの趣旨に沿わないようでしたら、このコメントは削除してください)

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  2. doll-modeler3さん こんにちは。
    おそらく初めましてだと思います。遊びに来て頂いてありがとうございます。

    このブログ,最近ではドールとかフィギュアの写真を貼り付けて,写真とは無関係に勝手なことを書く,よくわからないブログです。
    なので,趣旨とか大丈夫です。心配して下さってありがとうございます。

    同じように感じている方がいらっしゃるのを知るとほっとします。
    そう,私もニュース番組のエンターテイメント化が気になって,日本には本当にプレーンなテレビのニュース番組は存在しないのか?と思ってがっかりしています。

    オリンピック報道による民衆の意識変化,私も大きいと感じています。
    今も,外出自粛を!と言った直後に高校野球やパラリンピックのニュースで,これでは自粛ムードになりにくいと思います。できれば自粛なんてしたくない人が多いのですから。

    そして私も何もできず,こうしてブログに文句を書くだけなのです。
    虚しいですね,ほんと。


    ところでブログ拝見しました。
    これからたまにお邪魔させて頂きますね。

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