- 身長 19mm
- 入手 2007年09月22日
- 出身 久米島
- 材料 布(久米島紬)
ハイビスカス模様の小さな袋に入っていた南の島の子。
久米島紬?
久米島紬は,蚕から織り上がるまでの全工程の技法が継承されている絹織物で,『琉球国由来記』という歴史書によると,14世紀末頃に中国の明から学んだ養蚕技術が発端となっているらしい。2004年には,国の重要無形文化財に指定されている。
久米島紬の名を冠す条件は,「糸は紬糸又は引き糸を使用,天然染料を使用,絣糸は手くくりである,手織りである」を満たすこと。
中継ぎ貿易で栄えた琉球王国では中世の時代から工芸品に力が注がれ,琉球が薩摩に侵略されると,久米島の紬は納税品に指定され,1903年(明治36年)に課税が廃止された後,産業として発展したという。
珊瑚礁に囲まれた久米島で作られたこの子は,小さな体に大きな歴史を背負っているのだ!
0 件のコメント:
コメントを投稿