2024年6月11日火曜日

自動音声ダイヤルと高齢者

1/6アイリスコレクトプチ みら/ものくろーむ!ろまんてぃか(Black ver.)
Iris Collect Petit Mira/Monokuromu! Romantica (Black Ver. )
毛糸人形 The old handmade dolls made with wool.

みらちゃん,古いお人形たちと初めましてのご挨拶。




毎度のことながら実家へ帰ると問題解決プロジェクトが待っている。
今回は時間が取れない日程で,自由に動ける日は1日のみ。
力仕事などを片付けるつもりが,いきなりピザを作ってみたいと言い始める母。
能登半島地震のチャリティカフェに出店するメニューに加えたいらしい。
まぁピザの作り方が分かってめっちゃ喜んでいたので良かったか。

と思っていたら,夕方になってクレジットカードが使えなくなるらしいから何とかしてくれとか,
父のクレジットカードの解約をしたいけどできなくて困っているとか言い始めた!
それもう少し早く言ってくれ。ピザより重要では?


クレジットカードが使えなくなる云々は3Dセキュアのことだった。
ネット通販しないなら気にしなくて良いということで解決したが,確かにわけ分からないよね。

解約できない云々は,カスタマーサポートの営業時間という困った事情があった。
当然?両親はクレジットカード会社のネット用アカウントなど所持していない。
父がデイサービスから帰宅するのを待って電話してみたが,
営業時間ぎりぎりであったためか電話はずっと話し中で繋がらない。
やっと繋がったかと思えば,自動ダイヤルはカードの暗証番号が分からないと先に進めない。
そうだよね…。

仕方なく電話を切って尋ねると,両親共々クレジットカードの暗証番号なんて理解していない様子。
買い物ではサインすれば良いし,何のために使うの?暗証番号など覚えていないと。
昔なら電話すればオペレーターが出て対応してもらえたと。

両親はカスタマーサポートの自動音声は,
よく聞こえないし選択肢の意味が分からないので自分ではできないと言う。

結局,翌朝の出発間際のぎりぎりのタイミングでようやく電話がつながり,
自動ダイヤルから暗証番号の請求をするだけで終わってしまった。
次回の帰省の時に続きを頑張らなければならない。

自動音声に従って番号を入力するというシステムは,
慣れていれば問題になることもないだろう。
けれど,耳が遠い高齢者が耳慣れない用語を聞き取り素早く理解するのは難しいのだ。
しかもスマホからかけていると,テンキーの出し方が分からず番号入力もできないようだ。
最近は何でも本人でなければダメと言われ,代わってやってあげることもできない。

母はクレジットカード解約で困って消費者センターに足を運んで相談までしていたらしい。
本人が手続をする原則もわかるが,融通が利かなすぎるのも困ったものだ。
高齢になって世の中が変わっていくことの大変さの一端を見た気がした。

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