The old handmade dolls made with wool.
小学生の頃に作った実家にいるお人形たち。
Netflixのアニメ映画『バブル』を視聴した。
劇場でもやっているようだが,出かけるの面倒くさい人なので自宅で。
「重力が壊れた東京」「グラビティ・アクション」「人魚姫モチーフのラブストーリー」等々
意味分からない謳い文句が並ぶ作品だが,評判を見ると賞められているのは映像の迫力だけぽい。
脚本が虚淵玄さんなので小難しい作品であろうと予想していたが,マジ難しかった。
不可思議な泡や重力がおかしい描写があるだけで,作中では何の説明もない。
非常に哲学的であると同時に宇宙を含む物理の基礎知識が必要な作品だった。
物理法則が異なる世界とのファーストコンタクトだろうか。
物理法則が異なるということは,コンタクトの対象は多元宇宙?
接触で消滅する描写は反物質? バブルは時空の泡?
量子もつれとかひも理論とか私は理解していないので深い考察は不可能だ。
折しも『日経サイエンス』の6月号特集が時空の起源だった。
難しくてよく分からないが,時間と空間は最初から存在しているものではないという。
現在の人類の時空の認識ってひどく原始的で,
周転円だのエカントだの辻褄合わせで複雑化した天動説時代みたいなのかも。
『幼年期の終り』(アーサー C.クラーク)を読み返したくなった。
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古典的名著の1節だけを1日憶えて刻む。
これだけの業績がありながら、物質世界に対してこれだけの支配力をもちながら、とカレルレンは思った。私の種族は、その全生涯をどこかの塵にまみれた荒野ですごした未開種族と、その卑小さにおいていささかも変わりはないのだ。(アーサー・C・クラーク著『幼年期の終り』福島正実訳)
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