福岡へ引っ越して来て,スーパーの野菜売り場などでやたら「糸島産」という表示を見かけることに気がついた。何やらブランドっぽいけれど,私は糸島がどこなのか知らなくて,どこそれ長崎?とか思っていた。
さすがに気になって調べてみると,福岡市のすぐ隣に玄界灘に突き出した糸島半島があって,その東半分は福岡市西区,西半分と佐賀県唐津市に接するあたりが糸島市で,美味しい農作物や牛肉などが人気であるほか,風景も素晴らしく,海が見えるお洒落スポットも多く,観光地としても近年大人気だとのこと。
ぜんぜん知らなかった。冬には牡蠣小屋,夏はリゾートを求める観光客で人気のレストランやカフェは何十分も待つほどらしい。
写真は2016年12月9日。
東京から友人が遊びに来たので,一緒に行ってみた。おともに連れて行ったのはISCのプルルンちゃん。
まずは志摩半島の夫婦岩とそっくりな桜井二見ヶ浦の夫婦岩。
めっちゃ風が強くてこんなに離れていても海からの水しぶきを浴びるほどだったが,めっちゃ美しい!
三重県二見浦の夫婦岩は夏至の日に岩の間から太陽が昇るらしいが,こちらは夏至の日に岩の間に太陽が沈むらしく,二つの夫婦岩には深い?関係があり,両方を巡るツアーなんかもあったらしい。
夕陽が美しいことから「日本の夕陽百選」に選ばれているとのこと。
男岩は高さ11.8m,女岩は高さ11.2m,二つの岩の間は糸島市内にある桜井神社によって伊弉諾と伊弉冉が祀られ,しめ縄で繋がれている。
輝く白い鳥居が眩しい。
このあと,桜井神社にも行ってみた。
筑前福岡藩の藩主黒田氏によって1632年(寛永9年)に創建された筑前国の信仰拠点となる神社とのことで,大変立派で趣深い神社だった。師走で観光シーズンから外れていたため,神社は人気がなく静かで,終わりかけた紅葉が美しかった。
参道も立派で散策して歩くのが楽しい。桜井神社の名前にふさわしく桜の頃が美しいらしい。
そして桜井神社と隣接した丘を登ってゆくと,奥まったところに桜井大神宮があった。神宮への参道は師走の柔らかい光に包まれて,本当に息を飲むほど神秘的で美しかった。
神宮の鳥居。
十二月の凜とした雰囲気が素敵だったが,福岡にいるうちに桜の頃に再び行く機会があると良いなと思う。
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