2021年11月2日火曜日

理系浪漫

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今時マニアしか使っていないであろう計算尺。

これは,ヘンミ計算尺株式会社製の中学生用。
そう,昔は中学生が使っていたのだ!

近所の小さな文房具屋さんで店番をしていたおじいさんに聞いたら,
「あるよ!」と店の奥からゴソゴソと捜してきてくれた。
もう売り物でもないから幾らでもいいよと言うので,
言い値で譲ってもらった。2019年1月のことだ。

何故こんなものが欲しかったかというと,
単に「カッコイイから!」というミーハー的憧れから。
ミーちゃんもハーちゃんも欲しがらない気がするけどね…。

ともかくこれを机の上に転がしておくとテンションが上がるのだ。
目盛りの並びの美しいこと!
そしてそれは,この物差し型の計算尺に限る。
今でも売っている円形計算尺では,申し訳ないけどイマイチなのだ。
実のところ,計算が必要になっても使おうとしないくせに!


計算尺は,使いこなせば数の概念の理解がすすむらしい。
また,比の計算ならどんな計算機にも勝るということは知っている。
でも使えるようになるにはかなり練習が必要。
たまに使おうとすると,説明書を見ないと分からない><


私の祖父は,いつもポケットに小さな計算尺を入れて持ち歩き,
何かと言えばそれで計算していたと聞く。
私より10歳くらい上の世代の理系の人なら,
きっとこれを使いこなしていたのではないかと思う。

卓上の小型計算機が普及してから,
人間の計算能力って衰えの一途をたどっているのではないかしら。
きっと他の機能が鍛えられているのだと思う。
覚えることが増えすぎて,時代の速度も速すぎて,
計算なんて外注で済ませ,脳は違うことに使わねばってことで…。

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2 件のコメント:

  1. こんにちは、お邪魔致します。

    計算尺ですか、使った事はありませんが、スマートに使いこなす姿を想像するとカッコイイですね。
    道路や水道管の設計をする方が使いそうなイメージです。

    小学生の時に「答え一発、カシオミニ!」という商品が発売されました。電卓の初商品です。子供ながらに「これで人類は計算という作業から解放される」とその意義に感動しました。マセたガキです。
    どうしても欲しくてクリスマスプレゼントは「カシオミニ」でした。(笑)

    「零の発見!」お持ちですか。中学生の時、数学の先生に「零」の凄さを教わり納得しました。
    0が無ければ、数字はどこまでも積み上げていくだけのモノになってしまいます。2進法にしても10進法にしても16進法であっても、「0」の発見あってこそですね。
    ・・・でも書籍「零の発見」、実は読んだ事がありません。(笑)

    失礼しました。

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  2. doll-modeler3 さん こんにちは。

    これを手足の如く自然に使いこなしていたら,ほんとカッコイイでしょうね!
    そうなろうと思って買ったものの,毎回取説を見て凄く考えないと使えなくて,
    面倒で使う気になれません。
    結局私は眺めて楽しむだけの人にしかなれないようです。

    「答え一発カシオミニ」,そのCMソング歌えますよ!
    私も小学生で,すごく憧れました。
    クリスマスプレゼントに所望はしませんでしたが(笑)

    『零の発見』はあまり数学的センスがない私には少し難しいです。
    でも何度読んでも良い本だと思うので,また読み返そうと思います。

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