雛人形
Hina dolls
秋まっさかりだけど雛人形。
今年の雛祭りのとき,母とチャットで話していたのだ。
次回私が帰省できる日が来たら,必ずお雛様を出してあげようと。
高校3年生の3月,実家を離れる前に出したのが最後だった。
それから40年,お雛様たちはずっと押し入れの箱の中。
毎年3月がくるたびに気がかりだった。
お内裏様とお雛様の二人は私の初節句のときに,
祖父母が秋田から送ってくれたもの。
今は雛人形はセット販売が主なのだろうか?
当時は節句がくるたびに買い足していくものだった。
三人官女は私の2回目の節句に両親が買ってくれたものだが,
人形台はプラスティックで作りも簡易的。
お内裏様とお雛様と比べるとかなり見劣りがする。
でも若かった両親は頑張って買ってくれたのだろうなぁと想像する。
妹の初節句の時に両親が買ったのであろう五人囃子は,
木製の台に乗っていてお顔も作りもよくできている。
両親の生活にも少し余裕ができた頃だったのだろうか。
お人形たちを眺めながら,
そんなことを想像し,昔を懐かしんだのだった。
久しぶりに外に空気を吸ったお人形達は
みんな嬉しそうに見えた。
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