- 身長 48mm
- 入手 1998年10月
- 出身 京都駅
- 材料 縮緬
地元のフクロウが一組くらいあったっていいよね?と言い訳して枚方の近鉄百貨店でフクロウを買ったのだったが,1998年10月,またしても地元からフクロウを連れ帰ってしまった。
知人の見送りで出かけた京都駅新幹線改札内の土産物屋だった。
如何にもな和風グッズが並んでいる中から見つけた京都らしいイメージの上品なちりめん製のフクロウたち。お手玉と書いてあったが,投げて遊ぶのはちょっと可哀想な気がする。
赤いフクロウはホーちゃん,青いフクロウはフーちゃんと呼ぶことにした。
「ホー」というのは,勿論日本語で使うフクロウの鳴き声。「フー」は,それに相当する英語の“hoot”“whoop”から取った。
英語のこれらの発音は“who”とよく似ているので,森の中に迷った子どもがフクロウの鳴き声を聞いて「誰? 誰?」と森に呼ばれたと思って怯えた話を,小学生の時に本で読んだことがある(※)。
フクロウの鳴き声で思い出したが,フクロウは時に本当に表現し難い恐ろしい声で鳴くこともあるらしい。鳴き声を“ゴロスケホーホー”と表現するのも聞くが,私にはどうしてもそんな風には聞こえない。
幼い頃,真夜中に目を覚ますと,虫の声に混ざって自宅の前にあった大きな木の方からフクロウの声が聞こえてくることがあった。フクロウの鳴き声は如何にも「真夜中の声」のように思え,身動きもできないほど恐ろしく感じたことは覚えている。フクロウの声に虫の声,昔の田舎の夜中は意外と騒がしかったのだった。
※『大きな森の小さな家』(ローラ・インガルス・ワイルダー著)
0 件のコメント:
コメントを投稿