2019年2月16日土曜日

チェコのマリオネット

Bird marionette from Czech Republic.
 
 
もう16年も前になってしまった,2003年2月15日。
中欧旅行で最後に訪れた街プラハで,鳥のマリオネットを買った。
もうホテルに帰ろうとしていて最後に寄った,市庁舎裏の露店だった。
 
 
連れ帰って以来ずっと天井から吊されていて,今ではかなり色があせてしまった。
けれど,引っ越す度に,この子の居場所が決まるといつも安心する。
 
チェコでマリオネットが重要なのは,
ドイツの支配下で文化を押しつけられてきた中で,
マリオネット劇だけはチェコ語でのみ成り立つ文化だったから。
マリオネット劇以外ではドイツ語が強要されていたらしい。
 
チェコではチェコらしいものを何か買って帰りたかったので
マリオネットはとても嬉しい買い物だった。
丁度オカメインコを飼いたくて,お迎えする子を探していた頃だったので,
迷わず鳥のマリオネットを選んで買ったのだった。
 
2月のプラハはとても寒かったが,とても美しい街だった。
カレル橋の観光を終え,旧市街広場へ向かう Karlova通りをまっすぐ歩き,
正面に旧市庁舎の時計塔とティーン教会の絶景が広がった時には,
あまりの美しさに息が止まるかと思った。
こんな風景を日常的に見ていられるって,いったいどんな気持ちだろう?
 
 
とても寒いのに,プラハのひとたちは野外カフェで普通に楽しんでいた。
時間があったらここでエスプレッソなど飲んでみたかったな。
 
 
 
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