- 身長 20mm
- 入手 平成5年(1993年)10月
- 出身 -
- 材料 紙
平成5年のふるさと切手「コノハズクと鳳来寺山・愛知県」。
このころ各地で出されたふるさと切手には,まるで小さな絵葉書のように情緒が溢れていた。
何とはなしに封筒から切り取り残していたのだが,縁の深い近畿・東海の切手が自然と多く集まった。その中の1枚がこれ。大きな目をしたコノハズクの切手だ。
コノハズク(フクロウ目フクロウ科)は,全長約20cmの日本最小のフクロウ。愛知県の県鳥になっている。
身体が小さいコノハズクは,ゴロスケホッホーと低い声で鳴く大型のフクロウと違って甲高い声を出す。
「ブッキョーコー,ブッキョーコー」とよく通る鳴き声が「仏法僧」と聞こえることから,ブッポウソウ(ブッポウソウ目ブッポウソウ科)と混同された話はよく知られる。現在では,ブッポウソウは「姿の仏法僧」,コノハズクは「声の仏法僧」と呼ばれ落ち着いている。
切手でコノハズクのバックに描かれている鳳来寺山は,愛知県新城市(旧・愛知県南設楽郡鳳来町)にある,標高684m(※)の死火山。
鳳来寺山の南斜面には有名な真言宗の寺,鳳来寺がある。
鳳来寺へ向かう1425段の石段や鳳来寺山パークウェイ,表参道に東海自然歩道などの道が整備されており,鳳来寺山は国の名勝及び天然記念物に指定され,日本の地質百選にも選定されている。
植物や鳥類など自然の宝庫である鳳来寺山はコノハズクの生息地として名高いが,これは,1935年に鳳来寺山からコノハズクの鳴き声が生中継されたことで「声の仏法僧」と「姿の仏法僧」が解明されたことに由来するそうだ。
由緒ある寺を抱くこの山に仏法僧と鳴く霊鳥が生息するのは,何とも素敵な偶然ではないか。
(※) 現在は鳳来寺山の北にある瑠璃山岩峰の標高695mをもって鳳来寺山の標高とするようだ。
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