2018年10月1日月曜日

初秋の小石川植物園でジェシカ

Jenny Friend Doll Jessica (Liccachan Castle) at Koishikawa Botanical Garden.
 
 
2018年9月13日,小石川植物園。
ジェシカさんの背景は重要文化財の旧東京医学校本館。
小石川植物園の日本庭園の奥に鎮座するが,小石川植物園とは別の施設。
東京大学総合研究博物館小石川分館 建築ミュージアムとして利用されており,
小石川植物園から出ないと入れないし,一度出ると植物園には戻れない。
また別の機会に訪れてみよう。
 
小石川植物園は,正式名称を「東京大学大学院理学系研究科 付属植物園」という。
1638年に徳川幕府によって設置された薬園が始まりで,日本最古の植物園。
園内を歩くと,公園というより研究施設なのだなと至る所で感じられ,
のびのびと生育する植物たちを観察しつつ充実した散策ができた。
ちょうど彼岸花が咲き始めた頃で,蚊に襲われつつ撮ってきた。
 
 
 
 
彼岸花の芽。ツクシみたいで可愛い。
 
 
彼岸花の蕾。すっくと天に向かって頭を伸ばした姿はとても凜々しい。
 
 
名前の表示を見つけられなかったが,多分ヤブラン。あちらこちらに咲いていた。
 
 
 
ムクゲ。
 
 
シセントキワガキ。小さいけれど,しっかり柿の形。
 
 
菩提樹の並木。
 
 
ニュートンのリンゴとメンデルの葡萄があってテンションが上がった。さすが研究植物園。
これはメンデルの葡萄で,1914年にチェコのブルノにあるケーニギン修道院から送られてきた分株。
本家の葡萄は枯れて,その後,この木から里帰りを果たしたらしい。
 
 
オミナエシ。
 
 
シュウカイドウ。
 
 
ヤマゴボウ。思わず食べたくなるけど食べちゃダメ。
 
 
日本庭園。
 
 
 
 
 
アオサギがいた。
 
 
日本庭園の裏手は林になっていて,歩いていると足元に木の実が色々落ちていた。
写真は美しいカリンの木肌と,カリンの実。
 
 
植物園本館。派手ではないが,静かに美しい建物で目を引いた。
螺旋階段がアクセントになった時計塔や大きな窓など,ただ者ではない雰囲気だ。
時計塔の時計もデザインがお洒落。
調べてみると,設計は内田祥三。安田講堂をはじめ東大の本郷キャンパスの主な建物を設計した建築家だ。
竣工は1939年で,太平洋戦争前の最後の時代。やはり歴史ある建物だった。
 
 
 
タケニグサの花。
 
 
黄色い花を咲かせた大木で,エントランスからよく目を引いたフクロミモクゲンジ。
「袋実木欒子」と漢字で書いても覚えられそうになく,
英語名は「golden rain tree」だと知ってようやく親しめる気がした。
黄金色の雨,花が咲いた枝振りは正にそんな感じだった。
 
 
最後はエントランスの前のパンパスグラスとヤエヤマブキで。
 
 
 

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