2025年9月30日火曜日

今年のお米


御殿場の友人から収穫したばかりのお米が届いた。
これぞ農家直送!
一緒に入っていたのは生姜とスダチ。


田植えが終わった頃,田圃の写真を見せてもらった。
富士山を背景に水に映った若い稲たちの美しさと言ったら!?
これぞ日本の風景の代表ではないかと思われる写真だった。

苔が発生して稲が窒息しそうだから何とかしてくると言ってた朝もあった。
花が咲いたよって,花の写真も見せてもらった。
刈るばかりに実った稲たちが台風で倒れた写真も見せてもらった。
稲作のことなど何も知らない私は一々「へー?そうなんだ?」と写真を見ていた。
そんな労働の末に収穫した貴重なお米を,私がいただいて良いのですか!?

ひたすら恐縮しつつ,すぐにその日から食べ始めた。
収穫直後のお米をいただけるなんて!
ピカピカ光っていて,しっかりした味がする。
ピカピカの輝きは収穫して1ヶ月くらいらしい。

新鮮な食べ物が如何に美味しいかを知って,農家の偉大さを感じるこの頃だ。


ブリリアントドールミニョン:カスタム
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2025年9月29日月曜日

大混雑な博物館

からふるDreamin’/葉鳥 ここね~私たちのあたらしい物語~(ミルクティーver.)
1/6 Colorful Dreamin'/ Kokone Hatori -Our New Story- (Milk Tea ver.)


始まった当初から行きたいと思っていた氷河期展だが,
夏休み中は暑い上に激混みが予想されて行く勇気がなかった。
9月に入って行こうと計画していた日は台風がやってきて諦めた。
しかし,うかうかしていると開催期間が終わってしまう!
日程がとれなかったので,混雑覚悟で秋分の日に行ってきた。

午前中から出かけたが,まず上野駅の改札を出た瞬間に絶望。
単なる駅前なのに何なのこの大混雑。祭かなにか???
祭だってもう少し空いているのでは?
(混雑イコール祭と思う地方出身者)

当然ながら科学館のチケット売り場には既に行列ができていた。
思いやられる…。

案の定,会場は最初から最後まで人混みかき分けの混雑ぶりだった。
酷いと思ったのは,子供の写真を撮るのに夢中な親。
ただでさえ混雑しているのに子供の写真を撮りたいばかりに場所を占領しなかなか動かない。
そういう親子がどれだけでもいるので全体的に動かない。
しかも写真を撮るのが目的で説明には興味ないらしく,
説明版の前に突っ立って動かない人たち。説明が読めないではないか。
「お前ジャマだ!せめて20cm除けて立ってくれ!」と何度思ったことか。
いっそ写真撮影禁止にしてくれた方が快適に見られるのでは。

文句を言い始めたらどれだけでも書けそうなので,この程度にしておこう。
言いたいことは色々あるけれど,
オオバタグルミとハナイズミモリウシを見たので満足しておこう。

どちらも『銀河鉄道の夜』のプリオシン海岸に出て来る。

ヤンガードリアス期の名前の由来になったチョウノスケソウを見られたのも嬉しかった。
最近は植物標本をこんな風に作るのね??
「アクリル樹脂包埋標本」というものらしい。
ヤンガードリアス期は,氷期が終わって温暖化しつつあった時期に一時的に寒くなった時代。
チョウノスケソウは,その時期に北半球に広く分布し花粉を大量に残した。
このためチョウノスケソウの花粉が寒冷期を特定する重要な指標となり,
チョウノスケソウはこの時代を象徴する植物になったのだった。

チョウノスケソウ属のラテン語名「Dryas」から,
最終氷期末期の寒冷な時期を「ドリアス期」と呼び,
中でも最も新しい寒冷期をヤンガードリアス期と呼ぶ。

日本の本州中部のチョウノスケソウは,世界分布の最南限ということだ。


氷河期展のあと,少しばかり常設展会場をうろつき,別の小さな展示会場に入った。
何気なく見つけて入った展示だったが,実は非常に興味深く,
氷河期展では買わなかったのに,こちらは図録を買ってしまったほどだ。


日本で生まれ育ちながら,伝統的な日本の家屋について知識がなさすぎる。
しかも住んだことすらないという…。残念な気がする。

ちなみにこちらの会場では子供の記念写真を撮っている親は見かけなかった。
すごく空いていたので記念写真を撮っても少しも迷惑にならなそうだったのに。
メガファウナの模型と比べたら藁葺き屋根の模型なんて映えないですものね!
何だかなぁ。




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2025年9月28日日曜日

小さきものはうつくし

SugarCups ビスケティーナ ~Charming Gingerman~
SugarCups Bisquetina ~Charming Gingerman~

9月の初旬,一号館広場にて。
ノアドロームさんの衣装にリトルファクトリーの帽子。

ビスケティーナを緑の中で撮ってみて,
ふとアンデルセンの『おやゆびひめ』を思い出した。

お花の中で生まれたおやゆびひめは,ビスケティーナの1/3くらいの大きさだろうか?
コスチュームキューピーくらいの大きさ? それは可愛い!
清少納言も書いている。
「何も、何も、小さき物は、いと愛(うつく)し。」と。
小さい物は可愛いのだ!

しかし『おやゆびひめ』の物語をすっかり忘れてしまった。
調べてみると,小さくて可愛い故に姫は随分と苦労した。
最後には王子様と結婚して幸せになったということだ。
「姫」と名の付く昔の物語って王子様と結ばれハッピーという結末が多かったが,
おやゆびひめもそうだったのか。
今時だったら何だか怒られそうなストーリーだ…。
私はこういう物語も良いと思うのだけれどね。


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2025年9月27日土曜日

時代の箱船に乗って

ティモテ<NO.04910>
Jenny Friend Doll / Timotei (Liccachan Castle)


8月半ば,灼熱のベランダで撮ったティモテさん。
このブログを始めた頃は8月の撮影も今よりはずっと楽だった。


地球温暖化なんてずっと昔からわかっていたことなのに,
お尻に火が付かないと人類は慌てないのね。
少子化高齢化だって昔からわかっていたのに,
対策を後回しにして今がやってきた,同じだなぁと思ったり。


数年前に読んだ本(下記)にはこう書いてあった。
『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス)』

温暖化の原因となるメタンは5000年前から,
二酸化炭素は8000年前頃から,理論予測を大きく外れて増加していた。
アジアの水田農耕の普及とヨーロッパの大規模な森林破壊が原因であるいう。
もし人間のこういった活動がなかったなら,地球は既に次の氷期に突入していたであろうと。

国立科学博物館の特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」では,
氷期の到来は考えにくいと結んでいた。
地球の今後の氷期・間氷期サイクルは異なるフェイズに移行するのだろうか。


氷期は間氷期と比べ非常にダイナミックに気候が変わる時代だ。
けれど,たった数度の気温差で苦しむ脆弱な人間は,知恵を絞って生き残ってきた。
人間と他の生物たちは,どうやって生き抜いていくのかな。
今地球上で暮らす生物のどれくらいが1万年後に残っているのかな。

地球って大きなノアの箱舟なんだなぁと思う。


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2025年9月26日金曜日

危険になった夏という季節

小鳥遊 暦【令法高等学校・夏服】ドリーミングスタイル トゥルーサファイア
Koyomi Takanashi【RYOBU HIGH SCHOOL SUMMER CLOTHES】DREAMING STYLE TRUE SAPPHIRE


8月の最後の日の夕刻。
染井吉野桜記念公園を通りかかったら盆踊りをやっていた。
こんなにこんなに暑いのに,東京の人は何て祭好きなのだろう!


若い人も年配の人も子供もいて,
踊ったり見物したり屋台で何か買って飲み食いしたり。
しばし私も佇んで見物したが,暑くて暑くて!



今年の夏,日本各地で異常な暑さだったが,特に京都市の記録は印象的だった。
日本で観測史上初めて暑さの「60-60」に到達したという。
「60-60」とは猛暑日と熱帯夜の日数で,要するに一年の1/6が猛暑日と熱帯夜。

猛暑日が60日を超えたのは京都市と日田市で,他の地域は9月15日のデータで下記の通り。

・群馬県伊勢崎市 49ー42
・大分県日田市 60ー21
・那覇市 0ー102
・熊本市 37ー55
・佐賀市 40ー69
・福岡市 29ー77
・岡山市 47ー54
・大阪市 44ー77
・名古屋市 51ー70
・甲府市 58ー35
・静岡市 12ー54
・横浜市 14ー61
・東京 29ー52
・さいたま市 43ー43
・熊谷市 51ー41
・札幌市 2ー2


東京も十分に暑かったけれど,
やっぱり西日本に比べると随分マシだなと思った。

気象庁は来年から最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶよう検討しているらしい。
35℃以上の日に「猛暑日」の名が与えられたのは2007年のこと。
40℃以上の日も猛暑日が普通になってしまったように常態化してゆくのだろうか…。

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2025年9月25日木曜日

根津神社の夏詣

初代ジェニー<NO.09184>
Jenny Doll (Liccachan Castle)

約1ヶ月前の8月26日。
夏の終わりの根津神社と思ったけれど,終わったのは根津神社のかざぐるま祭りだけ。
夏自体はこの後たっぷりしっかり3週間は続いたのだった。

乙女稲荷神社の鳥居はエモいせいか外国人観光客に人気。
定番の場所からは順番待ちしないと撮れないので,違う場所から撮る。
近所に住んでいた頃に沢山撮ったからまぁいいか。


根津神社の末社である駒込稲荷神社の夏詣。
今年も涼しげな風車を見たくてやってきた。

意識したわけではなかったが,浴衣の帯と風車の色が似合っている。

本当に夏の暑さがあまりにも酷なので,
ここ数年の日本各地での暑さ配慮が凄く進んだと思う。
見た目の涼しさというのも重要だね。心が和らぐ。

根津神社が千駄木から遷座する前,この場所は甲府宰相徳川綱重の下屋敷だった。
その頃の守り神だったのが駒込稲荷神社で,屋根には葵の紋が残っている。

クラウドファンディングで根津神社境内への移築が進んだ森鴎外の旧居。
かなり出来上がっていた。中に入れる日が楽しみだ。


去年の夏詣。↓

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2025年9月24日水曜日

福島県の宿場町

リトルフレンド リアルインコ:カスタム
little friend real Bourkes Parrot from 100-yen shop Seria : customized

ルピシア 今月のお茶
旅のある風景 〜出会った風景とお茶〜 9月の旅「福島」


「現存する宿場町」
4300 ディクサム DIKSAM, FTGFOP1
「濃厚なコクがあり、まろやかで渋みが少ない、アッサム紅茶のスタンダード。」


「赤べこ」
7403 五ヶ瀬 釜炒り茶
「すっきりした香り立ちの、宮崎・五ヶ瀬の釜炒り茶。興梠さんの自園自製の自信作。」

どちらのお茶もスタンダードな安心する美味しさであった。


福島県は列車で通り過ぎたことしかない。
「現存する宿場町」と言われも何も思い付かなかった。
調べてみたところ,これは大内宿(おおうちじゅく)を描いた絵のようだ。

大内宿は,福島県南会津郡下郷町にあり,
江戸時代には会津若松と日光を結ぶ会津西街道(下野街道)の宿場町として栄えていた。
茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ風景が現在も残され,
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているとのことだ。

会津西街道と言われても,それすら聞いたことがない…。
画像検索すると,なるほど確かにフォトジェニックな風景!
行ってみたいな福島県。

赤べこも可愛いよね。赤べこ欲しい!


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2025年9月23日火曜日

小豆はもらってでも食べろ

Lil' Fairy -Chiisana Otetsudai-san- Riam
1/12Lil'Fairy(リルフェアリー)~ちいさなお手伝いさん~/リアム


宇治田原製茶場さんの,水ようかんと本葛もちギフト。
高校時代の友人から突然送られてきた。
40年以上の付き合いだが,お中元を贈り合ったことなどない。何故急に?!
不思議に思いつつも,きっと美味しいものを見つけて送ってくれたのだと解釈。
お礼のメッセージを送りありがたくいただいた。


美容と健康に良いスーパーフードと言われる葛餅。
昔から「もらってでも食べろ」と言われた小豆。

葛餅は奈良時代から食べられていて,江戸時代に広まった。
小豆にいたっては縄文時代から食べられてきた。
どちらも日本人の身体に馴染んだ食材だ。

そのせいか,食べていても身体に優しい気がする。
気の迷いかもしれないが,身体ってそういうのを知っていると思う。

私は砂糖を入れずに炊いた小豆を常備食として常に冷蔵庫に入れている。
そしてヨーグルトに入れたり,サラダに乗せたりして豆として食べる。
小豆の恵みを毎日無理なく摂取できて,気に入った食べ方だ。

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