2025年9月27日土曜日

時代の箱船に乗って

ティモテ<NO.04910>
Jenny Friend Doll / Timotei (Liccachan Castle)


8月半ば,灼熱のベランダで撮ったティモテさん。
このブログを始めた頃は8月の撮影も今よりはずっと楽だった。


地球温暖化なんてずっと昔からわかっていたことなのに,
お尻に火が付かないと人類は慌てないのね。
少子化高齢化だって昔からわかっていたのに,
対策を後回しにして今がやってきた,同じだなぁと思ったり。


数年前に読んだ本(下記)にはこう書いてあった。
『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス)』

温暖化の原因となるメタンは5000年前から,
二酸化炭素は8000年前頃から,理論予測を大きく外れて増加していた。
アジアの水田農耕の普及とヨーロッパの大規模な森林破壊が原因であるいう。
もし人間のこういった活動がなかったなら,地球は既に次の氷期に突入していたであろうと。

国立科学博物館の特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」では,
氷期の到来は考えにくいと結んでいた。
地球の今後の氷期・間氷期サイクルは異なるフェイズに移行するのだろうか。


氷期は間氷期と比べ非常にダイナミックに気候が変わる時代だ。
けれど,たった数度の気温差で苦しむ脆弱な人間は,知恵を絞って生き残ってきた。
人間と他の生物たちは,どうやって生き抜いていくのかな。
今地球上で暮らす生物のどれくらいが1万年後に残っているのかな。

地球って大きなノアの箱舟なんだなぁと思う。


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