2024年10月31日木曜日

Happy Halloween !

ハロウィンガールキーホルダー HH-3018(リメイク)
Halloween girl key ring from Seria


さぁハロウィンガールよ,今年も君の日だ!



10月は帰省しなければならない月なので目まぐるしい。
以前のようにハロウィンリカで遊んだりなどする時間も気力もない。
正直言ってハロウィンもクリスマスも飽きた感もあったりして。

でもこの子を撮ると元気が出るな。
今年もハロウィンを楽しんでおくれ。
皆様も Happy Halloween !


また来年!

2024年10月26日土曜日

伊豆大島で見た民芸品やキャラクター

旅先で見掛けるその土地ならではのキャラクター。
お店に並ぶ土産物だったり,地元色をアピールする飾りだったり,
そういったものを眺めて歩くのは旅行気分が盛り上がって楽しい。

ホテルのエントランスには椿があしらわれており,
入ったところには何かわからないけれど,椿とあんこさんの飾りつけ。


画像検索してみたところ,「伊豆大島あんこ娘貯金箱」らしい。
昭和レトロの見本のようだ。いつ頃の物なのだろう?


エントランス横の売店には大きなあんこ椿キューピーさん。
椿とあんこさんの重要度が分かるという感じ。


売店にごちゃごちゃ並んでいる土産物は大変楽しい。
買って帰っても用途がないので買えないのが残念だ。

キューピーさんって何を着ても似合うから凄いファッションリーダーだね。

伊豆大島限定 椿バージョンハローキティー。
さすがキティーさん,日本全国でお仕事!

兎にも角にも椿ですよ!
使う予定もないのに欲しくなっちゃって困るよ。

スーパーあんこ娘オリジナルフィギュア。

スーパーあんこ娘?と思ったが,元町港にもこんな飾りがあった。
保育園から40代の伊豆大島の女性によるダンスユニットとのことだ。


ホテルからバスに乗って元町港に到着すると,さっそく目を引く巨大あんこさん。
手拭いかぶって,前掛けをしてるからあんこさんだよね!?
顔が剥げかけていて何だか怖いんですけど〜。
怖いのに愛嬌があって可愛くも見えて不思議だ。

そして元町港の顔出し看板。
椿にあんこさん,あんこ猫。
全てが椿とあんこなのだ。

あんこ猫。
私は知らなかったけれど,人気のキャラクターなのね?

2012年に伊豆大島で開催された『アートアイランズTOKYO 国際現代美術展』で
彫刻家のエサシトモコさんが出展された粘土焼きとのこと。
人気を博して東海汽船のパンフレットに載ったり土産物になったりしているらしい。


そしてゴジラ。伊豆大島といえばゴジラ。
これは元町港近くの長根浜公園にいたゴジラで,三原山の溶岩でできているそうだ。

正面から眺めるとなかなか可愛らしいゴジラだった。

2024年10月25日金曜日

朱月さん@伊豆大島

CAPSULE DOLL VOL.2
カプセルドール VOL.2 朱

命懸けのような気分だった三原山お鉢巡りを終えてホテルの部屋。
カルデラの縁にあり,三原山の遊歩道が始まる場所にある大島温泉ホテルを予約していた。
今歩いてきた山の姿が,部屋の窓からよく見える。
山は既に雲に覆われていて,散策できて本当に良かったと胸をなで下ろした。


マジ疲れ果てていたので,まず温泉で汗を流す。
そしてお茶を入れ,部屋にあったお菓子を食べる。
「あしたばサンド」。
どのあたりが明日葉の味なのか分からなかったが,美味しかった。


そして大島温泉ホテルの夕食。
鯛のしゃぶしゃぶコースだったが,全て美味しくいただいた。
すごい運動量だったのに昼食はレーションとナッツだけだったので,
常日頃は小食な私だが,問題なく残さず食べた。



翌日はホテルの送迎バスで元町港へ行き,
そこから路線バスに乗って「地層大切断面」を見に行った。


「バウムクーヘン」の愛称を持つ壮大な地層断面で,地層しかない場所だがバス停がある。
バス停はバウムクーヘンになっていて,食べるためのフォークもついているお茶目さだ。


バスを降りて20分ほど地層を見たり写真を撮ったりしていると,反対行きのバスがやってくる。
ここはレンタカーでもないと行けないのかと思っていたが,路線バスで見学できてありがたい。

行きのバスで,大島椿製油所の前にバス停があることに気がついたので,
帰りは大島椿製油所がある「元町南口」バス停で下車し,寄ってみた。
バスに乗ると風景に目が行って,思わぬ発見ができて良いものだ。

ちなみにバスの運賃は現金支払いだった。
出発する前に両替機を使おうとしたら,運転手さんに「今は使えませんよ」と言われたが,
乗客のおばちゃん(←でも私より若いかも)が,
小銭いっぱい持ってるからってわざわざ交換しに来てくれた。
そういえば昔は熊本市電もこうだったなーと,懐かしく思い出したのだった。


製油所の方はとても気さくに色々と話をしてくれて,
大島のことも大島椿のことも理解が深まった。
寄ってみて本当に良かった。

大島産の椿油だけをつかった大島限定の製品を幾つか購入し,
ついでにめっちゃお勧めだった大島牛乳のバターを使ったフィナンシェも購入。


製油所を出たところで良い感じの時間になったので,
元町港横の観光案内所の人に教えてもらったお寿司屋さんを目指した。
大島の郷土料理「べっこうずし」を食べておこうと思ったのだった。


べっこうずしはタレが魚に染みこんでいるので,そのまま食べる。
気になって注文してしまった明日葉の天麩羅が殊の外美味しかった。

元町港からすぐの「寿し光」さん。
窓から港の風景が見える。
人気店らしく,お昼時はひっきりなしにお客さんがやってきた。
街中で観光客などほとんど見掛けなかったのに,みんなどこで何していたの?

お店の人の忙しさは見ている方が疲れるほどだったが,
みんなすごく愛想良く親切で,一人一人のお客さんに気を配っていた。
とても良いお店だった。
お店の前のゴジラ像が目印だ。


伊豆大島ってゴジラの島だったのね。知らなかった。
ゴジラに見える溶岩があるからかと思っていたけれど,
映画のゴジラで,ゴジラが三原山に誘導された過去があるようだ。
たぶん見たけれど忘れていた。
九州の子にとって,東京も三原山も遠すぎてイメージが湧かなかったのだと思う。

それにしても朱月さんがここまで活躍してくれるとは!
残りの写真は大島で見掛けた面白い物や可愛い物。
そして買ってきたお土産(自分用の)など。

2024年10月24日木曜日

朱月さん@三原山

CAPSULE DOLL VOL.2
カプセルドール VOL.2 朱


伊豆大島の岡田港に到着し,まずは登山の拠点となる大島温泉ホテルを目指した。
この日の午前中はホテルの送迎がないと言われたが,港からホテルへ向かう路線バスがあった。
船の到着からほどなく良いタイミングでバスがあったので,それに乗れるつもりでいた。
ところが路線バスも運休。何と路線バスの運行は土日だけだった!
そんなぁ(泣)! どうやら色々と常識が異なっているようだ。

仕方なくタクシーに乗ることになった。
でもタクシーの運転手さんの話が参考になったし,それはそれで良かったと思う。
島の人たちは船が欠航になりそうな時はわかるらしく,明日は多分大丈夫と言われた。
あと,三原山は今日はとても風が強いだろうとか,明日の朝は霧に包まれているだろうとか,
タクシーの運転手さんが話してくれたことは全てその通りだったのだ。
運転手さんに食事の心配までされてしまったが,
東京から気軽にやってきた何も考えてない観光客っぽく見えたのだろうか。
でも結果的にその通りだった…。

ホテルのフロントに荷物を預け,身軽になって出発。
温泉ホテルの駐車場の横から山へ向かう遊歩道が始まっているのだ。
「いつか森になる道」と「ジオ・ロックガーデン」を経て,まず「裏砂漠」へ向かう。

看板に描かれているが,ジオパーク内は車両乗り入れ禁止。
レンタサイクルの大学生グループに会ったが,知らずに乗り入れているように見えた。
話しかけて注意する勇気は私にはなかった…ごめんなさい。


「こもれびトンネル」はとても素敵だった。
ガサガサと音がしたので茂みをのぞくと,キョンが2頭。
キョンは大島公園動物園から逃げ出して爆発的に増えてしまったらしい。
野生のキョンを見たのは初めてだ。


ホテル近くの道は木があって風の影響は少ない。
タクシーの運転手さんがそう話していたがその通りだった。
この日は曇っていたので木漏れ日が見られなかったのは残念だ。

「こもれびトンネル」を過ぎ,テーブルベンチを見つけたので昼食。

それから「再生の一本道」「いつか森になる道」を歩く。
火山に焼き尽くされた大地は,攪乱の後の生態変化を見る最高の環境だ。
裸地にパイオニアとなる種子が飛来し,いち早く発芽し土壌を形成していく。
大島ではハチジョウイタドリが遷移の第一歩を刻み,極相へ向かって行くのだ。


ジオ・ロックガーデン。
1986年に開いたB火口列から流れてきたマグマのしぶきの残骸だ。
溶岩流に押し流されてきたマグマのしぶきは,
くっついたり崩れたり変化しながら運ばれて,ここで固まったのだ。

この風景は,幼い頃から阿蘇を見慣れた私にも珍しいものだ。
これらの火山岩が風化せずにゴツゴツと大地を埋め尽くす姿は,三原山の若さを感じさせる。
阿蘇だったら風化してこんな風景はなくなっているのだ。
阿蘇は大人の風格を漂わせる火山で,三原山はやんちゃ盛りの若い火山なのだと思った。


この段階でかなり風が強く,リュックからジュディさんを出して撮るなど不可能だった。
朱月さんなら何とか撮影可能!
朱月さんは,ウエストポーチに入っていて取り出すのが楽だし,
吹き飛ばされる小物も付属していないから負担が少ない。

ジオ・ロックガーデンを過ぎて,裏砂漠の入り口に到着した。
風の中を必死で歩いて,足元の悪い裏砂漠に少しだけ入った。

裏砂漠で朱月さんを撮ったが,朱月さんの撮影すらこれが最後。
次はお鉢周りを終えて山のかげで風が弱まってからのことになる。

コンデジとミラーレスカメラを持っていったが,大地が黒すぎて露出がバグる。
iPhoneのカメラ,ちゃんと撮ってくれて優秀だなぁ!


裏砂漠をゆっくり歩いているほど時間はない(体力もない)。
裏砂漠を後にし,火口へ向かった。
お鉢周りをして三原神社へ寄り,ホテルへ戻る予定だ。


足元に咲いている可愛らしいが強そうな花。
これが攪乱の大地のパイオニア,ハチジョウイタドリだろうか?


このあとお鉢周りコースに入ったが,尋常ではない強風だった。
B2火口列に着いた頃にはかなり大変で,命を守りながらの行動という感じ。
どうにかカメラで火口を撮ったが,カメラを出せたのもここまでだった。

B2火口列は,1986年割れ目噴火の跡。
先ほど通ったジオ・ロックガーデンを作った火口で,ここから1500mの高さの溶岩しぶきがあがったのだ。
今も蒸気が上がっている。

ピントが手前の草むらに合っているが,
カメラを出してシャッターを切るだけで命懸けって感じだったので,
この日ここにいた私にとって,ピントなんて些細な問題はどうでも良かった。


山頂,剣が峰はB火口列の展望台からすぐだった。



しかし,あまりの強風,いや暴風に,iPhoneで1枚撮るのがやっと。
それでさえ,あの風の中をよく撮ったと思う。
海の向こうに見える伊豆諸島の風景とかすごく美しかったのに,
そんな風景を堪能する暇もなく,写真を1枚撮って山頂から逃げ去った。
あんなに短時間しかいなかった山頂は初めてだった。
残念だったがマジ無理だったのだ。
山の怖さは標高ではない!ことを思い知った。

後ろ髪を引かれる思いで山頂を振り返る。


この時一番欲しかったのは体重だった。
私は軽すぎる。
簡単に吹き飛ばされそうだったし,実際に何度も吹き飛ばされかけた。
ここで飛ばされたら死ぬしかない。
そして飛ばされるのは簡単そうだ(試すわけにはいかない)。
飛ばされないように,遊歩道のロープを掴んで歩いた。
スマホはたすき掛けしていたが,カメラは全てリュックに仕舞い込んだ。
そしてリュックの紐を短く,体にピッタリはりつくように調整した。

目の前には伊豆諸島の島々が見えていてとても美しい。
おそらく利島に新島,式根島などだろう。
飛ばされないようにロープに腕を絡めてスマホで撮った。

ロープを掴みながら,飛ばされないように気を張って少しずつ進む。
風がこんなにも大変なものだとは知らなかった。
風は絶対になめちゃいけないのだ。
なめているつもりはなかったが,こんな状態に陥ること自体,なめていた証拠だ。

そう,タクシーの運転手さんが仰っていたのだ。
今日の山頂はかなり風が強いと思う。
行くか行かないかはお客さまの判断次第だけれど,と。
「行くか行かないか」を自己責任で判断しなければならないほどってことだったのだ。


三原神社の鳥居。
三原神社には是非行きたかったが,鳥居をくぐって坂道を下りるのは無理だった。
たぶん飛ばされてしまう。
鳥居を撮っただけで諦めて通り過ぎた。
残念だよぉ。でも仕方がない!


「お鉢周りコース」を終えて「山頂遊歩道コース」へ入ると風がマシになった。
ロープに掴まらなくても飛ばされずに歩ける!


三原山で撮った最後の朱月さんの写真は,山頂遊歩道コースの避難壕の前。

このあとは「1986年噴火のA溶岩流先端」(←ジュディさんを撮った)や
「1951年噴火の溶岩原」「安永の大噴火溶岩丘群(パホイホイ溶岩)」などをゆっくり巡り,
外輪山展望台で展望し,ホテルへ向かった。
外輪山展望台には売店などがあったが,みんな閉まっていた。
土日に行かないと何もやっていないのね?


帰り道に通った「新火口展望台」から三原山を見た時には,
山頂は雨雲に覆われていた。
あれだけの強風で死ぬ思いをしたものの,
ちゃんと行けて運が良かったと思ったのだった。