先日のこと。
納得し難い出来事があって,心がざわついていた。
しかし,色々考えても誰が悪いわけでも何が悪いわけでもない。
諦めて自分の気持ちをハンドリングするしかないと思った。
しかし納得し難いという感情を落ち着かせるには少し時間がかかる。
感情の波が収まっていない時点で人に尋ねられたのだった。
何か怒っているのかと。
おそらく私は某か不愉快そうな動作をしていたのだろう。
ダメじゃん。修行が足りないことだ…。
しかし私は結論を出していたのだ。
誰も何も悪くない。納得し難いのは単なる私の個人的問題であると。
怒る対象も存在しないし,怒りようがないではないか?
怒ってないと答えた。
確かに少しばかり心に波風が立っていて機嫌が良くないかもだけど,と。
本人が怒っていないと思っているのだから怒っていないだろうと思ったのだが,
聞いてきた相手がやたら食い下がってきた。
いやその状態を怒っていると言うのではと。
何か国語辞典まで引くはめになった。
「怒る」とはどういった状態を指すのか?
幾つかの辞書を調べてみたけれど,結局結論は出なかった。
そんな幼児でも知っている単語ですら,
他人と合意に至る使い方ができていないという事実に参った。
世界は誤解の上に成り立っているな。
でも人は誤解しまくっているから正気でいられて幸せなのかも知れない。
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