2022年8月15日月曜日

昔の映画を再び見たらつまらなかった

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最近『マトリックス』を思い出す機会が立て続けに何度かあって,
気が向いたので18年振りくらいに3部作をまとめて視聴してみた。

で,マジつまらなかった!
(この映画が好きな人に配慮しないので以下読まないで下さいね。)

136分,138分,129分と,3本とも長い映画だ。
でもそれだけの時間を使うに値する内容は全くなかった。
せいぜい50分で済む内容なのにひたすら単調な戦いシーンで引き延ばされている感じ。
アクション好きな方なら楽しいのかもだが,私は飽き飽き。

あー,この殴り合い(または銃撃戦)まだ続くの?もう飽きたんだけど?!
だいたい戦い方が原始的すぎるだろ…と思いつつ退屈してしまった。
1作目でそう思って見ていたが,2作目3作目は更に酷かった。
演出も雰囲気を煽っているだけで必然性を感じず興ざめだった。

2作目以降はネオとトリニティのラブシーンにも萎えた。
この場面でそんなことしたい意味わからんし,お前ら盛りのついた猫?
いやそんなことを言っては猫に失礼ねゴメン,とか思って見ていた。

物語の世界観とかSFとしての理論付けとか,
そういったことがもっと掘り下げられた映画だったような気がしていたのだが,
どうやら私の記憶違いだったらしい。
銃と暴力とセックスと派手なエフェクトがあれば満足!てな映画に思えた。

私がこの映画を見ることは二度とないだろう。
人生があと2000年くらい続くならもう一度くらい見てみるかもしれないが。


しかしおそらくだが,当時の私,2003年くらいの私は,
この映画を見て,ここまでつまらないとは思わなかったのではないだろうか。
流石にそこまでつまらなかったら,つまらなかったという事実くらい覚えているだろう。
1作目はまぁまぁ面白いと思った記憶がある。
2作目3作目は見た筈だが内容は覚えていない状態だった。

この20年くらいの間にクオリティの高い日本のアニメ作品をたんまり見て,
この20年くらいの間の時代の速度と移り変わる世界の刺激に晒されて,
私自身の感性が随分と変わった結果なのではないだろうか。

20年前のヒット作映画をあまりにもつまらないと感じたことから,そんなことを考えた。


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